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食とモデルをアートを通じて考える。アンナマガジンゆかりのギャラリーで写真展示が開催中。

見えづらい問題を可視化し、同時に作品のエネルギーで鑑賞者をその世界観へと引き込む。これは、アートがもつパワーのいち側面です。

旅する女の子のためのカルチャーマガジン『anna magazine』がオーガナイズする、フードスタイリスト・薫さんと、アメリカ在住のモデル&クリエイター・POJOさんとのスペシャルコラボレーション「Food On A Model」。5月末に発売する『anna magazine』最新号の特集「Girls’ Go West」での同企画の掲載を前に、4月24日(水)〜28日(日)に渡ってギャラリー「Container Graphic Gallery」で展示が開催されます。

日常的な厳しい食事制限などであまり食を楽しんでいないと思われがちな女性モデルたち。今回はそんなステレオタイプな考え方から解放されたモデルたちが自由に食事を楽しむ姿を、POJOさんが撮影したポートレートに、薫さんが自身の作品シリーズ「Food On A Photograph」の手法(写真の上に直接食べ物や料理などを乗せ、その写真を再度撮影)でアートワークを完成。

薫さん

POJOさん

身近な食に、現代社会がはらむ問題を見出したその思考は、展示のこんなイントロダクションでも表現されています。

ファッション業界が映し出すボディイメージ(外見や体型に対するイメージ)は、長い年月の間、ある種の問題を抱えてきました。

「食事」と私たち「人」との複雑な関係性。

それはモデルだけでなく、体型や外見が気になる多くの人との間に存在しているもの。

自由で、自分にとって思いやりのある食べ方をできるよう習慣づけることは、私たちにとって大切なこと。なぜなら「食事」と私たちは生涯を通じての付き合いとなるものの一つだから。

食べることを最大限に楽しんで、
食べるものを通して自分自身を表現し、
大切にできる食卓の思い出をつくろう。

このコラボレーションのためだけに制作された貴重な作品は果たして、何を投げかけるのか。

4月26日(金)には2人を迎え、企画のコンセプトとそれぞれの作品に込めた想い、アメリカのモデルの女の子たちの食に対する最先端の考え方を聞けるトークイベントが開催されます。

うまい、まずいだけではなく、さまざまな視点を踏まえることで、より食の世界を楽しむことができるはず。その可能性にぜひ想像を膨らませてください。このイベントはその助けになるにちがいありません。

Text_Shinri Kobayashi


FOOD ON A MODEL BY Kaoru,POJO
PHOTO EXHIBITION
期間:4月24日(水)〜28日(日) 12:00〜19:00
※4月26日(金)のみ12:00〜18:00
会場:Container Graphic Gallery
住所:東京都渋谷区南平台町8-11 2F

RECEPTION PARTY/Kaoru × POJO TALK SESSION
開催:4月26日(金) OPEN19:00/START20:00

Kaoru
フードスタイリスト。写真の上に直接食べ物や料理などを乗せ、その写真を再度撮影する「Food On A Photograph」の制作を3年半続けている。
Instagram:@foodonaphotograph
https://www.dressthefood.com/

POJO
クリエイター。ボディーイメージやモデル業界での食べ物への考え方などを話し合う、マルチプラットフォームのModels that eatの活動をしている。
Instagram:@models.that.eat
https://www.modelsthateat.com/

「Food On A Model」
写真に “Food On” (直接食べ物を乗せる)して、ユーモアを交えながらアートワークを生み出す「Food On A Photograph」のクリエイターでフードスタイリストの薫と、ファッション業界におけるモデルたちの、食べ物への考え方食べ物との関係性をオープンに、そして安全に話し合えるマルチプラットフォーム「Models that eat」を主宰するPOJOが食べ物に向き合うふたりのコラボレーションです。

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