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【FOCUS IT.】代々木公園のパーカーでしか買うことができない、特別なキャンドル。

目の前には代々木公園の緑が広がり、裏手には代々木八幡宮が鎮座する。今回の【FOCUS IT.】は、そんな都心とは思えない閑静な場所にあるショップ&ギャラリー「パーカー(PARKER)」と、そこでしか買えないキャンドル〈アールオブイースト(EARL OF EAST)〉のお話です。

レンガが印象的な「パーカー」の外観。

建築事務所の「Tokyo pm.」が運営する「パーカー」は、1階がショップ&ギャラリー兼イベントスペース、2階がカフェ、3階がオフィスという造り。オーナーを務めるのは建築家でもある山本洋介さん。

「パーカー」のオーナーで建築家としても活躍する山本洋介さん。

「以前は代官山にオフィスがあったんですけど、あるとき、この建物の前を偶然通りかかったとき一目惚れしてしまって。貸し物件ではなかったのですが、管理会社の連絡先が書いてあったのでその場ですぐ問い合わせました」

交渉の甲斐もあり、2年前にこの場所へ移転。多角的に運営をはじめることに。

「1階がショップ&ギャラリー、2階をカフェとしてうたってはいるんですけど、設計の仕事もあり、ときどきしか開けられなくて…。今年の夏前くらいには、どちらとも、しっかりとオープンさせるつもりです」

2階のカフェスペースには、山本さんがデザインしたオリジナルのペンダントライトやテーブル、海外から買い付けた照明などが並ぶ。どれも購入可能。

1階はスタジオとしても頻繁に使用されている。

山本さんが話す通り、オープンしている日は本当に限られた期間のみ。しかも不定期。にも関わらずオープン日には多くの人が訪れます。そんな彼らのお目当てが、日本ではここでしか買えないロンドンのアロマブランド〈アールオブイースト〉のキャンドルなのです。

〈アールオブイースト〉のキャンドル。芯には天然のコットン、瓶は薬剤師が使用するアンバー色のジャーを使用。

市場に数多あるキャンドルは、どれもいい香りだし、オーガニックなんていうのは当たり前。では〈アールオブイースト〉のキャンドルは何が特別なのか。それが、キャンドルに込められた“旅と記憶”。

ここからは「パーカー」でのワークショップ開催のため、本国ロンドンから初来日を果たした〈アールオブイースト〉の代表・ニコとポールのお話をインタビュー形式でお送りします。

〈アールオブイースト〉のニコ(左)とポール(右)。

—まずは2人の出会いから教えてください。

ニコ:もともと住んでいる場所が近くて顔は合わせていたんだけど、はじめてしっかり話をしたのはロンドンのローカルマーケットだったね。

—そのマーケットでキャンドルを販売していたと。

ニコ:いや、当時はお互いに、ドイツやフランスのヴィンテージ雑貨なんかを集めて販売していたんだ。

ポール:2人とも、そこそこ売れていたんだよね。でも、周りの出店者を見渡すと、ぼくら以外で既製品を売っている人なんかいない。みんな手作りのものを販売していたんだ。そこから2人で話し合って、前々から興味があったキャンドルをつくろうって話になって。

—ブランドのコンセプトである“旅と記憶”。これは2人の旅と記憶を、匂いで再現しているということですか?

ニコ:そうだね。例えば「SMOKE AND MUSK」の香りは、カリフォルニアを2人で旅したあとにつくったもの。その旅では今後のビジネスに繋がる出会いが多くって、そこから着想を得て調香してる。一方で「GREEN HOUSE」は、ギリシャにいる祖父母の庭で過ごした幼少期の記憶、「WILD FLOWER」は祖父母のイングリッシュガーデンから着想を得てる。こんな感じで、ぼくらのプロダクトは、それぞれの旅と記憶を香りに落とし込んでいるんだ。

ポール:香りと記憶、そして感情。この3つは強固にリンクしていて、例えば普段の生活でも、ふと香った匂いで、いつかの情景をブワっと思い出すことがあるでしょ? それに近いなにかを、ぼくらはこのキャンドルで表現したいんだ。

—日本の入浴文化にインスパイアされた香りもあるんですよね?

ニコ:「Bathing Line」と言って、ロンドンでもこのシリーズはすごく人気だよ。だけど、これだけは想像してつくった香り。なんたって今回が初来日だからね(笑)。

ポール:日本のカルチャー全般もそうだけど、とくに、毎日お風呂の時間を大切にする習慣がとても興味深くて。だからこのシリーズの名前は「Bathing Line」。キャンドル以外にもバスソルトとアロマオイルも販売してるよ。

「Bathing Line」は、黒のラベルに白文字。どれも芳醇な香り。

—香りって、どうにも言葉では表現しづらいですが、とにかくいい香りです(笑)。

ニコ:ありがとう(笑)。ひとつ思うのが、フローラルだったら女性っぽい、スパイシーだったら男性っぽい、そんなイメージを多くの人が抱いていると思うんだけど、そのカテゴライズはおかしいと思ってる。そういった部分をディスカッションするのも、ワークショップの楽しみのひとつなんだ。今回も日本の人たちが、香りにどういうイメージを持っているのか、聞くのが楽しみで。(※ワークショップは既に終了)

キャンドルの原料である、100%大豆由来のソイワックス。

キャンドル以外にも、セージをドライにして束ねたバンドルやお香も販売している。

本国ロンドンでは、ワークショップを開催するとなったらチケットは即完売。ここ日本でも、数回に渡って開催されたワークショップはすべての回で定員に達し、大盛況のうちに幕を閉じました。

これを機に、今後は「パーカー」が〈アールオブイースト〉の日本代理店として機能していくことに。東京以外で購入できる日もそう遠くないはずです。

本格始動の前から注目を浴びる「パーカー」、そして〈アールオブイースト〉。これからの動きにぜひ注目を。オープン日などの情報はインスタグラムから確認できます。

Text_Keisuke Kimura


PARKER
住所:東京都渋谷区代々木5-66-5
電話:03-6416-8115
parker.tokyo

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