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【今日のフイナムズ】開襟、配色、ピッチの太さ、パイピング…すべてが抜けている、ディオールのパジャマ。

パジャマシャツを街着として合わせるという着方も、当初は賛否両論あったものの、いまや市民権をひとまずは得たのではないでしょうか。それもひとえに、パジャマだけがもつ特有のリラックス感が、いまの気分にぴたりとハマったがゆえかと。

〈クリスチャン ディオール(Christian Dior)〉のライセンスの下、1970年代につくられたこのパジャマシャツは、ジャケットにもシャツにも見えるそのバランスがいいとこを突いてます。さらに、陽気な明るいトーンのストライプの配色と太いピッチのパターンという掛け算が、絶妙な“抜け感”という答えへたどり着きました。随所のパイピングもほどよくアクセントに。

まだ夜は半袖Tシャツだと肌寒いという、いまの時期にも活躍してくれるでしょう。また、個人的には、パジャマシャツがもっとも似合うのは、ビーチなのではないかと思う次第です。太陽の下、水着と袖をまくったこんな大振りなパジャマシャツをセットで着れば、全身全霊でリラックスタイムを楽しめるのでは? リラックスもまずは形から、です。
 

Text_Shinri Kobayashi


フイナムズ
https://store.houyhnhnm.jp/items/3455

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