アロハシャツに顕著ですが、戦後のアメリカの服には、日本のカルチャーを感じ取れるものが数多くあります。そしてその中には、いわゆるジャポニズムが反映されたものが稀に見つかります。ただそれは、僕らが憧れる海外の反対で、“海外から見た日本”という感覚なので、日本人の感覚とは少し違います。でもそれが今の時代性も相まって新鮮だったり素敵だと思えるのかもしれません。
前置きが長くなりましたが、この法被のセットアップがまさにそれです。しかもパジャマなのが衝撃。パジャマの体裁で法被をつくるという、僕らの考えを斜め上からアプローチしてくるこの感じがたまりません。サイズも大きめだし街でも着れそうだし、何より「KIMOJAMA」っていうネーミングも最高。
Text_Jun Nakada
Houyhnhnm’s
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