〈ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)〉は2019年春夏コレクションに続き、レインボーカラーをまとった。
ベースはタイガ・レザー。“針葉樹の森林地帯” を意味する “タイガ” を冠したそのレザーはまさにシャープな凹凸が特徴だ。メンズラインの意匠として1993年に登場するなり世界のビジネスエグゼクティブを虜にした、いまやすっかり〈ルイ・ヴィトン〉を代表するレザーである。
ボディ全面に描かれたレインボーカラーは、タイガ・レザーの魅力がソフィストケイトやインテリジェンスのベクトルばかりではないことを教えてくれる。
バックパックは〈ルイ・ヴィトン〉のルーツとなるトランクをモチーフにしたもの。ラグジュアリーからストリートの変換を十八番とするメンズ アーティスティック・ディレクター、ヴァージル・アブローならではの大胆なアップデートである。
レインボーカラーに込めた思いは、ダイバーシティ(=多様性)。ヴァージルのアイデンティティといっていい思想だ。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa
Edit_Ryo Muramatsu
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
電話:0120-00-1854
www.louisvuitton.com