計算され尽くされたデザイン美。ドイツ時計のストーヴァからバウハウス100周年記念モデルが登場。

1927年に創業し、第二次世界大戦時には旧ドイツ空軍にパイロット用ウォッチを納入していた老舗時計ブランドが〈ストーヴァ（STOWA）〉。クォーツ時計が普及した影響を受け1970年代以降は、生産がストップしていましたが、2004年にドイツの独立時計師ヨルク・シャウアーが権利を買い取ったことで再始動したブランドです。

眠れる獅子が目覚めた、は言い過ぎでしょうか。そんな〈ストーヴァ〉がバウハウスの100周年を記念した日本限定モデルの腕時計を「チックタック（TiCTAC）」から発売します。

STOWA バウハウス100周年記念　ANTEA 100 jahre BAUHAUS　¥180,000+TAX

バウハウスとはドイツで開校した工芸とデザインの教育機関。新しく革新的なデザインがここから生まれ、後世に大きな影響を与えています。バウハウスのムーブメントの根幹は、“最小限の要素で最高の機能を果たす” というもの。過剰な装飾を避け、本質的なデザインを見極めるという思想を汲んでつくられたのがこの記念モデルというわけです。

この時計は記念モデルの第2弾。1作目はローマンインデックスが刻まれていましたが、今作はアラビア数字で文字盤が記されています。

ブルースチールで仕上げられた秒針が全体をシャープな印象に。リューズやラグもバウハウスデザインから影響をうけた腕時計の雰囲気を踏襲しています。これ以上要素が増えてくると、たしかにこのスラッとした佇まいは崩れるでしょう。

センスを問われる腕時計選びに、いまオススメしたい一本です。