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アーバンリサーチが地方の魅力を掘り起こす。次なる地は京都。

「2040年には、全国896の市区町村が『消滅可能性都市』に該当し、うち523市区町村は人口が1万人未満となる」。こんな推計がありますが、東京一極集中は加速する一方。

大阪発のセレクトショップである「アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)」は、在京の企業とは違い、その危機的状況をより身近に感じてきました。そして5年前、「地域活性化」を旗印とした、地方を再考し発信していく「JAPAN MADE PROJECT」をスタート。

これまで長崎県、石川県、熊本県、東北と4つの県・地域にフォーカスし、それぞれの場所で、その土地ならではの取り組みを行ってきましたが、次に焦点を当てたのは古都・京都。

さまざまな側面において伝統や歴史を重んじる京都にあって、特に食と工芸に関して言えば変化が凄まじい。伝統と歴史の上に、新たな視点や技術が加わり、これまでにない京都メイドが創られているのです。

京都で創業69年の製餡会社を親会社に持つ「都松庵」のあんこ菓子。あんことの相性を考え、全商品がグルテンフリー。

1894年に創業した「みのや扇舗」。同社が2017年に立ち上げた新ブランド〈/fan/fun〉は、今までにありそうでなかった新旧の技術を融合した扇子を制作している。

色の表現力が豊かな〈ケイコロール〉。老舗の型友禅の技術や舞台衣装制作で蓄積されたデザインを用い、独自の染物を制作する。手仕事だからこそのカスレやにじみをあえて残すことも。

京都で50年にわたり、着物づくりに取り組んできた「池内友禅」が手がける新しいブランド〈SOMEA〉。手書きで描いた柄とレザーを組み合わせて、財布やカードケースなどを制作する。

「アーバンリサーチ」はそこに着目。先進性のあるクリエイターや企業と協業し、11月2日(土)より、「アーバンリサーチ KYOTO」「アーバンリサーチ なんばCITY」で販売を開始します(オンラインストアは11月5日から)。

名店の呼び声高い「チップルソン」のパン。当日、多くの人が殺到した場合には制限を設ける場合もあり。

また、同日より「アーバンリサーチ KYOTO」の地下1階のフロアを「JAPAN MADE PROJECT」のコンセプトフロアと位置づけ、各地域にて協業しているコミュニティのプロダクトを販売することに。そしてこの日限定で、通販のみで販売を行う京都のパン屋「チップルソン(CHIPPRUSON)」のパンも並びます。

ひとりひとりの何気ない消費が、経済活動の大きな役割を担っています。地方を盛り上げるためには、地方にお金を落とすことがいちばんです。

INFORMATION

アーバンリサーチ KYOTO

住所:京都府京都市中京区寺町通円福寺前町 285
電話:075-255-3808
時間:11:00〜21:00
www.urban-research.jp

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