「デプト」のオーナー・eriさんが手掛けるテーブルウエアブランド〈トワセラミックス(TOWA CERAMICS)〉が、スタイリスト・山本康一郎さんの〈スタイリスト私物〉と現代美術家・加賀美健さんを迎えて湯呑をつくりました。製作は波佐見焼の陶磁器メーカー「マルヒロ」。いまが旬の4者が集った、スペシャルなコラボレーションを2020年の幕開けにリリースします。
ご覧の通り一癖も二癖もあるこの湯呑。そもそもは「マグカップの穴に指通すのが恥ずかしい。」という山本康一郎さんの一言から企画がはじまったそう。監修を自ら務め、グラフィックを盟友・加賀美さんに依頼。ウィットに富んだお得意の書き文字を湯呑に落とし込みました。ともすれば相容れないような組み合わせですが、「マルヒロ」の業と山本さんの知恵により、うまいことバランスの取れた意欲作となっています。この辺りのさじ加減は、流石〈スタイリスト私物〉といったところでしょうか。
“グチャグチャ”、“ピタピタ”、“ウハウハ”、“モチモチ”等々、加賀美さんが書いた擬音語を全面に散りばめた「擬音湯呑」。不思議とモダンな印象をうけます。
打って変わってこちらは重厚な面がまえ。雲母金(ウンモキン)と呼ばれるゴールドカラーで書かれるは“北大路”と“下半身”の二文字。このギャップに思わずクスッと笑ってしまいます。
いずれも年明け1月5日(日)より、中目黒の「デプト リバーサイドブティック(DEPT River Side BOUTIQUE)」にて発売。毎度即完が続く〈スタイリスト私物〉だけに、今回も足が早そうです。気になる方はいまのうちから2020年の手帳にチェックを。