ラフ・シモンズの音楽への愛が伝わってくる、The xxとのカプセルコレクション。

音楽とファッションを語る上で欠かせないデザイナーのひとり、ラフ・シモンズ。自らの名を冠したブランドの初期のコレクションでは、ジョイ・ディヴィジョン、キュアー、ニュー・オーダー、バウハウスといったニューウェーブを代表するバンドから着想を得たものを数多く発表しています。特に印象的なのは2003-04年秋冬シーズン。ピーター・サヴィルによる、ニュー・オーダーのレコードジャケットが使われたコレクションはラフの音楽に対するリスペクトを大いに感じさせるものでした。

この12月に発売された、The xxとのコラボにもそんな彼の音楽への愛が伝わってきます。

The xxはロミー・マドリー・クロフト、オリヴァー・シム、ジェイミー・スミスによる英国のバンド。以前、フイナムでは来日したオリヴァーにインタビューを行いました。2009年に発売されたデビューアルバム「xx」は当時10代だった彼らの欲望や不安を表現し、世界のリスナーの支持を獲得。主要な音楽誌で年間ベストに挙げられるほど話題を集めました。

ラフは最も好きなアルバムのひとつに「xx」を挙げ、以前から彼らと交流を持ってきました。そんな背景の中で企画されたコラボは、「xx」のリリース10周年を記念してつくられたといいます。The xxの作品のアートワークが大胆にあしらわれたTシャツ（¥33,600+TAX）をはじめ、キャップ（¥18,400+TAX）、ピンズ（¥11,000+TAX）、限定版パッチなどをラインナップ。特にTシャツは一般的なフォトTとは異なり、アートワークをプリントした生地をTシャツのボディに部分的に縫い付けた、とても凝ったつくりになっています。

さらに、カプセルコレクションのために撮り下ろされた、以下のポートレートも見所のひとつ。日本での発売は「ドーバー ストリード マーケット ギンザ」、「ミッドウエスト」の各店舗です。