ステファン・アシュプールが手掛ける〈ピガール(PIGALLE)〉と〈ナイキ(Nike)〉は2014年より蜜月関係にあります。バスケットボールを媒介としたコレクションは、新しいカジュアルウェアの世界観を創出しました。
最新のコレクションは、先日開催されたパリメンズファッションウィークで発表された、「The power of sport to move the world forward(スポーツの力が世界を前進させる)」です。
90年代の影響を受けたアパレルに対するステファンの視点をもとに、〈ピガール〉のコミュニティらしさを表現したガーメントが揃います。
ご覧の通り、コートでもストリートでも着用できるデザインとなっています。
また、両者のコラボレーションはこれまでに、アパレルやフットウェアだけでなく、安全にバスケットボールをプレーするための場所の提供にも及んでいます。
2019年9月にパリに初めて作られたバスケットボールコートは、現地のプレイヤー達が集う場となり、同スポーツが持つコミュニティの創造力を感じさせる国際的なシンボルに。
以下はステファンのコメントです。
パリのバスケットボールコートからコミュニティが生まれています。駐車場だった場所がファミリーのようなコミュニティに広がり、人々に刺激を与える場所に変わったのは、様々な小さな要素が全て揃ったからです。これは私にとって最高の経験となりましたが、有機的なピガールらしさを維持し続けながら、このコンセプトを拡大するべきときが来ました。
2019年の秋には、中国の北京市に2つ目のコートがオープン。600m²の面積を誇るコートと周辺スペースは、スポーツシューズ45,000足をリサイクルした〈Nike〉のグラインド素材で作られています。年間を通して、市内の高校のバスケットボールリーグや隣接する地域グループなどとの組織的活動、女性プレイヤー限定のイベントなどを実施しています。
バスケットボールには人々をつなぐ力があり、コートは健全で創造性に富んだコミュニティの中心になるという、ステファンの信念はこうして多くのコミュニティを生み出してきました。
ファッションブランドの領域を軽々と越えていく〈ピガール〉の動きからは、今後も目が離せません。
コレクションは1月25日(土)より、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」、「ナイキラボ MA5(NikeLab MA5)」「ナイキラボ DSG(NikeLab DSG)」「ピガール トウキョウ(Pigalle Tokyo)」、〈ナイキ〉公式オンラインストア及び一部の〈ナイキ〉リテーラーにて販売されます。