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大山エンリコイサムが12人のアーティストを論じる「ストリートアートの素顔 ニューヨーク・ライティング文化」を刊行。

1970年代にニューヨークで誕生したストリートアート。エアロゾル塗料やマーカーで街角に名前をかく行為は、その後じわじわと世界に広がり、ストリートの「表現」としてしっかり確立した文化になります。いまではアートのいちジャンルにもなりました。

ここで紹介する『ストリートアートの素顔 ニューヨーク・ライティング文化』は、ニューヨークを拠点に活動するアーティスト・大山エンリコイサムが、ジャン=ミシェル・バスキアやキース・ヘリング、フューチュラ2000といったストリートアートと密接な関係にあるアーティスト12名を貴重な取材のもとに紹介。12名のアーティストを介して、ストリートアートの素顔に迫ります。

以下、本著で紹介するアーティストたち。
タキ183、ココ144、トレイシー168、ジョン・フェクナー、フューチュラ2000、ドンディ・ホワイト、レディピンク、ジャン=ミシェル・バスキア、キース・ヘリング、スティーブン・パワーズ、EKG、クリス・メンドーザ
自身の制作活動や本著をはじめとした研究を通して、ストリートアートの新たな価値観を提示する大山エンリコイサム。この一冊は、街角のアートと美術史、そして社会が交差する最前線を垣間見ることができます。ストリートアートが気になっている人はぜひ手に取ってみてください。

INFORMATION

ストリートアートの素顔 ニューヨーク・ライティング文化

著者:大山エンリコイサム
定価:¥2,600+TAX
発行:青土社

著者略歴
大山エンリコイサム(おおやま・えんりこいさむ)
アーティスト。慶應義塾大学 環境情報学部 卒業。東京芸術大学大学院 美術研究科 先端芸術表現専攻 修了。エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを再解釈したモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」をベースに壁画やペインティングを発表し、現代美術の領域で注目を集める。一九八三年、イタリア人の父と日本人の母のもと東京に生まれ、同地で育つ。二〇一二年よりニューヨークを拠点に世界各地で展覧会を行なうほか、著書『アゲインスト・リテラシー──グラフィティ文化論』の刊行、『美術手帖』エアロゾル・ライティング特集の企画・監修、コム デ ギャルソンやシュウ ウエムラとコラボレーションするなど、多角的に活動する。大和日英基金(ロンドン)、マリアンナ・キストラー・ビーチ美術館(カンザス)、ポーラ美術館(箱根)、中村キース・ヘリング美術館(山梨)、タワー49ギャラリー(ニューヨーク)で個展を開催。
www.enricoisamuoyama.net

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