〈J.プレス〉の定番品をモダンなシルエットとこだわりの素材で刷新する。2018年秋冬シーズンに始動した新レーベル〈J.プレス オリジナルズ(J.PRESS ORIGINALS)〉が放った号令は、ニュースタンダードの登場を予感させるものでした。
そして昨年10月にはコラボレーションラインや別注アイテムの展開、ヴィンテージのセレクトなど、ブランドの世界観を追求したコンセプトストア「J.PRESS& SON’S AOYAMA」が青山に誕生。
伝統をさらなるものにする新しい勢いをそのままに、先日〈イズネス(is-ness)〉、〈フィンガリン(PHINGERIN)〉の2ブランドとのコラボレーションプロダクトが発売されました。
〈J.プレス〉の定番素材であるウエストポイントと、ハイツイストT/R ギャバジンを〈イズネス〉の人気作「バルーン・イージーパンツ」に落とし込んだスペシャルモデルがそれぞれ登場。また、スーピマコットンで高密度に織り上げることで上品な光沢感を実現したツイル生地のゆったりとしたオーバーオールも展開されます。
ドルマンスリーブで製作したビッグシルエットのTシャツは、生地にレーヨン、コットンを使用した滑らかで肌触りが良い一品に。嵩高に設計されたネック部分や着用時にストンと落ちるドレープが特徴で、裾を緩やかにラウンドさせることで、パンツのポケットにアクセスしやすくしたデザインもポイントになっています。
こちらのブレザーは〈フィンガリン〉との共作。デザインインスピレーションは、1970年代初頭のイギリスでモッズムーブメントの衰退とともに、スキンズから派生した「スウェードヘッド」のムーブメントから。当時のモッズルックのサスペンダーを意識したショルダーストラップ、極度なボックスシルエット、共生地のくるみボタンに加え、〈J.プレス オリジナルズ〉らしい段返り3つボタン、センターフックベントなどの正統派なディテールがミックスされています。
自由意志が広まり、ミックスカルチャーが加速し始めたその時代のエッセンスをデザインに取り入れつつ、〈フィンガリン〉らしいニッチなディテールが盛り込まれたトラディショナルとストリートのエッセンスが巧妙にミックスされた各々のスタイルで、自由解釈で着こなしを楽しんでほしいブレザーに仕上がっています。
“伝統” と “革新” のバランスにとても優れた〈J.プレス オリジナルズ〉のプロダクトにはあっぱれの一言。〈J.プレス〉の新機軸に、これからも注目していきたいところです。
J.PRESS & SON’S AOYAMA
住所:東京都港区北青山3丁目10-2 オフィス青山 1F
電話:03-6805-0315
www.jpress.jp/shop/jpressandsons-aoyama.html