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伝説の仏ライフスタイル誌が展開するブランド、ホリデイ・ボワロが日本初となるポップアップストアをオープン! 会場は話題のスポット、POP BY JUNですよ。

1946年、アメリカ・フィラデルフィアで誕生し、いまや伝説のトラベル誌と称されるまでになった『ホリデイ・マガジン』。廃刊となった1977年まで、ヨーロッパを旅するアメリカの富裕層から絶大な支持を得て、全盛期には100万人以上の購読者数を持つほどの人気を誇った媒体です。

同誌は2014年にフランス・パリで、クリエイティブ・ディレクターのフランク・デュラン氏の手よって華麗なる復刊を果たします。生粋の『ホリデイ・マガジン』マニアであったデュラン氏は、創刊から廃刊までの全バックナンバーを所有。古きよき時代への憧れと敬意から、当時のロゴや世界観はそのままに、ファッション性の高いライフスタイル誌を現代に蘇らせました。

2014年に復刊した雑誌『ホリデイ・マガジン』。

生まれ変わった『ホリデイ・マガジン』は、単なる雑誌の領域に留まりません。デュラン氏のパートナーであり、ファッション誌『VOGUE PARIS』編集長を務めるエマニュアル・アルト氏が共に過ごすパリ16区のボワロエリアでは、カフェやブックストアなども展開。そのアパレルラインである〈ホリデイ・ボワロ(HOLIDAY BOILEAU)〉には、ヴィンテージに造詣の深いゴーチエ・ボルサレロ氏をディレクターに起用。現在ではアメリカや日本の有名セレクトショップにもラックが並びます。

前置きが長くなりましたが、現在、「渋谷パルコ」の「POP BY JUN」にて、〈ホリデイ・ボワロ〉の日本初となるポップアップストアが開催中です。実はJUNグループ、ブランドの立ち上げ当初から、Tシャツやトートバッグを他に先駆けて「ボンジュール・レコード」にて販売しており、『ホリデイ・マガジン』とは深い間柄。世界中でポップアップショップを展開する中、日本では最も親交の深いJUNグループとタッグを組むのは必然だったと言えるでしょう。

3月22日(日)までの期間限定となりますが、フルコレクションが手に取れるのは稀有な機会。店内は『ホリデイ・マガジン』の世界感をそのままパッケージしたかのようなゆったりとした空気が流れ、アパレルのみならず、ソープやキャンドル、デイリーバッグなどライフスタイルグッズも販売されます(希少なバッグナンバーも!)。

店内に並ぶ〈ホリデイ・ボワロ〉のアイテム。

ブランドロゴをあしらった、普段使いに便利なトートバッグ。¥8,000+TAX

コーディネートにアクセントを与えるキャップやソックスも展開。

〈ホリデイ・ボワロ〉のブランドコンセプトである、“フレンチアイビー” のエスプリの効いた春夏コレクションのアイテム。1970〜80年代に流行した “フレンチアイビー” ですが、「ホリデイ」のショップやカフェがある、パリ16区が発祥地であることはあまり知られていません。パリ中心地から少し離れたこのエリアは、かつて裕福な貴族をはじめ、ブルジョワ層が多く住む街として賑わいを見せていました。そこに暮らす当時の若者たちが、“フレンチアイビー” というスタイルをつくり上げたのですが、いまではその面影が薄れ、閑静な住宅街に。

デュラン氏は『ホリデイ・マガジン』を復刊させると同時に、歴史と伝統が根付くパリ16区も以前のように賑やかなムードで満たしたいと考えています。その想いは少しずつ形になりはじめており、以前フイナムでも紹介した、元「1LDK」ゼネラルマネジャーである「ファッションインプルーバー」の関隼平さんがパリで出店したのもこのエリアです。

単なるトレンドとしてではなく、廃れることのない “スタイル” としての「フレンチアイビー」を提案する〈ホリデー・ボワロ〉。今回のポップアップは、現在進行形で変化し続けるパリの空気感を感じられる、絶好の機会となっています。

2020年春夏シーズンのインスピレーション源となったのは、レジ裏にドーンと貼り出された『ホリデイ・マガジン』1959年夏号の表紙。イタリアの美しい街並みをそのままカラーパレットに見立てた、爽やかなパステルカラーのアイテムが豊富に揃います。

ブランド立ち上げ当初から展開しているロゴシリーズ。今シーズンからは、フランスの厳しい基準をクリアしたビオコットンを使用しています。シーズン毎にカラーを変えており、気に入った色を買い足していけるのが嬉しい定番アイテム。もちろん男女問わず着用可能です。写真上:スウェットシャツ ¥17,000+TAX 写真下:モデルが着たスウェットシャツ ¥20,000+TAX

発色が美しいオレンジのジャケットとレモンイエローのセットアップ。右のペイズリー柄はこのアイテムのために、デュラン氏が起こしたオリジナルデザインです。カジュアルだけでなく、イギリスやアメリカのクラシック要素をフレンチテイストに再構築したテーラードまで幅広くカバー。左:ジャケット ¥170,000+TAX、Tシャツ ¥10,000+TAX、パンツ ¥21,000+TAX 右:ジャケット ¥170,000+TAX、Tシャツ ¥9,000+TAX、パンツ ¥55,000+TAX

メンズではテロっとした素材を用いた開襟シャツなど、レトロなムードを足せるアイテムに注目です。ワントーンでまとめれば、モードな雰囲気だってつくれます。シャツ ¥29,000+TAX、首に巻いたスウェットシャツ ¥17,000+TAX、パンツ ¥70,000+TAX

店内ではデュラン氏の貴重なコレクションの一部を展示。「ベーシックでクラシックなもの、“たくさん” ではなくベストなものをつくること」を、ベースにする彼のワードローブを垣間見ることができます。

Photo_Juri Nagai
Text_Ryuta Morishita

INFORMATION

HOLIDAY BOILEAU AT POP BY JUN

期間:〜3月22日(日)
会場:POP BY JUN
時間:10:00〜21:00
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ1階
www.instagram.com/pop_by_jun

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