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ミッドソールがグーン! ホカ オネオネによる前代未聞の超厚底シューズの履き心地はいかに?

「なんじゃこりゃっ!」。ミッドソールがグーン! と飛び出した、前代未聞のシューズを開発したのは厚底ムーブメントの火付け役である〈ホカ オネオネ(HOKA ONE ONE)〉です。ひと目見て驚く独創的なソール形状のトレイルランニングシューズ「テンナイン」。その走り心地はいかがなものか、実際に履いてレポートしていきます。

下りの推進力がハンパない!

まず足を通して感じるのは、圧倒的な安定感です。地面との接地面を最大限に広げたミッドソールジオメトリが後方に大きく突き出ているため、重心を後ろに倒してもグイグイと前に押し上げてくる印象。

走り出してみると、平地では〈ホカ オネオネ〉ならではのメタロッカー構造が強調されながらも、見た目ほどの違和感はありません。むしろ幅広のミッドソールで、安定感のある快適な走りを楽しむことができます。

一方で下りに差しかかると、シューズの特性がダイレクトに伝わってきます。思い切って前傾姿勢で足を出してみると、ヒールで着地した瞬間の推進力がハンパない! 足をスムーズにローリングさせるメタロッカーテクノロジーを極限まで際立たせた、その走り心地は「飛ぶように山を駆け下る」というキャッチコピーに相応しい出来栄えです。

スピードが出過ぎるゆえの注意点。

ただ、あまりにも足が前に進みすぎるため、動体視力が追いつかないこともしばしば。気付くと重心でブレーキをかけてしまっていることもあります。さらに接地面がどでかいゆえに、階段やテクニカルな下りではソールの後方が当たらないよう、足の踏み場には細心の注意が必要となります。

近年、ファッションシーンにおいても注目を集める〈ホカ オネオネ〉ではありますが、「テンナイン」はあくまでもパフォーマンスシューズという位置付け。実際、オフィシャルの注意事項には、「階段の上り下りや車の運転には使用しないでください」と記載するほど。

TENNINE ¥30,000+税

〈ホカ オネオネ〉のフィロソフィーを追求したからこそ、導き出された驚きのデザイン性に賛否はあるかもしれません。とはいえ、既成概念を超えて実現させる、そのチャレンジスピリットは素晴らしいの一言。これからも〈ホカ オネオネ〉の動向には目が話せません!

INFORMATION

デッカーズジャパン

電話:0120-710-844
www.hokaoneone.jp

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