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アクタス、深澤直人、マルニ木工の三者が紡いだ、一生物のラウンジチェア。

「STAY HOME」、「おうち時間」など、自宅での時間を豊かに過ごすことがいま皆の関心の中心となっています。そのなかで、家具を充実させるというのはかなり優先順位の高いことなのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、〈アクタス(ACTUS)〉がデザイナーの深澤直人氏と「マルニ木工」と組んだ共同プロジェクトの第2弾。「より上質で、時代に左右されず、そして人々に永く愛され続ける家具を世に送り出す」というコンセプトで生み出された、ラウンジチェアの「MEGURO(メグロ)」です。

【オーク材】 TWILL ¥280,000+TAX、マルニスムース ¥310,000円+TAX、エルモレザー ¥380,000+TAX
【ウォールナット材】 TWILL ¥320,000+TAX、マルニスムース ¥350,000+TAX、エルモレザー ¥420,000+TAX

スマートで軽快な印象ながら、座面の横幅よりもあえて背もたれの横幅を広くすることで、背中を預けたくなる安心感と抱擁感のあるデザイン。ゆったりとした背もたれと腕をやさしく支える造形的なアームが特徴のラウンジチェアで、寛ぎのリビング=ソファという定義を覆す存在になりうる一脚です。

写真右は2013年発表の「AOYAMA」シリーズ。左の「MEGURO」はOAKフレーム仕様。

また、細く伸びた後ろ脚と、それに繋がるやや筋肉質なアーム、そして貫の一本一本がそれぞれを支えあう繊細で複雑な構造のフレームがもう一つの特徴です。

有機的で滑らかな曲線は、「マルニ木工」の熟練した削り出しの技術あってこその造形的な仕上がりとなっています。

以下はデザインを担当した深澤直人氏のメッセージです。少々長いのですが、制作にかけた想いが十二分に伝わる内容ですので、全文掲載させていただきます。

彫刻的な造形が随所にちりばめれた、このMEGUROラウンジチェアは、インテリアの全体のストーリーを引っ張っていく存在になります。この椅子を軸にすれば、ラグはこれ、照明はこれと自ずとMEGUROの個性がインテリアを決めてくれます。そして、椅子は前から見る姿が正面なような気がしますが、どちらかというと後ろから見る姿も重要なんです。後姿が美しくないとインテリアとしては決まらない。全体のプロポーションから細部に至るまで完成度が高く、その分、製造加工がすごく難しかったと思います。リビングにソファを置くのをやめてラウンジチェアで生活するのもありだと思います。どちらが住空間をリッチに魅せるかというと圧倒的にラウンジチェアの方だと思います。ソファはひとつのフォームの塊ですから、ソファの存在がある程度 インテリアを決めてしまう。そういう意味ではMEGUROは、欧州の優雅で気品あるテイストを含んだ椅子だと思います。椅子を決めるということは、自分のライフスタイルや生き方を決めることに価します。MEGUROは、そうするに相応しいアイテムです。あと10年後に価値観や暮らし方が変わったら変えようというような過渡期の椅子ではなく、私の人生はこれでいこうと、決めるときに選ぶのがこの椅子だと思います。
深澤直人

INFORMATION

ACTUS

www.actus-interior.com

MEGURO メグロ ラウンジチェア
デザイン:深澤直人
サイズ:W737・D707・H765・SH383mm
素材:オーク材 または ウォールナット材 仕上げはウレタン樹脂塗装
張地:ファブリック/TWILL(9色) レザー/マルニスムース(1色)エルモレザー(7色)
発売:5月予定

※アクタス新宿店・青山店・京都店・六甲店など一部の直営店より先行販売を行い、順次全国のアクタス店舗にて販売いたします。ただ、現在は関東・関西・福岡の店舗での営業を当面の間休業とさせていただいております。

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