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疲弊するいまだからこそ、心に響くアンビエント・ミュージックを。二人の日本人アーティストがつくったニューアルバム『都市計画(Urban Planning)』。

約1ヵ月半もの期間を経て、ついに解除された緊急事態宣言。自粛自粛で音楽を聞くことが息抜きになったという人も多いと思いますが、そもそも未曾有の事態のいま、最も相応しい音楽とは何でしょうか。ポップス、ロック、ジャズ、ヒップホップ…、意外や意外なところだとアンビエント・ミュージックなるものもあるんです。

ご存知の方も多いと思いますが、この先駆者といえば、やっぱりブライアン・イーノでしょう。1978年からはじまるサウンドスケープ、アンビエントシリーズは前衛的でありながら世界中に熱狂的なファンを獲得、環境音楽という新しいジャンルを確立しました。

そして2020年5月。二人の日本人アーティストが『都市計画(Urban Planning)』と題したニューアルバムをリリースしました。

Okada Takuro + duenn『都市計画(Urban Planning)』

ひとりは岡田拓郎。バンド「森は生きている」解散後、ソングライターとして活動する他、前野健太『サクラ』、SouthPenguin『y』などをプロデュースし、ギタリストとしてはRoth Bart Baron、柴田聡子、安藤裕子らのライブやレコーディングに参加したことでも知られています。

もうひとりはduenn。自身のエクスペリメンタルユニット「3RENSA」では美術家・ 毛利悠子、グラフィックデザイナー・津田翔平、「鉄腕アトム」の音楽の生みの親として知られる音響デザイナー・大野松雄とライブパフォーマンスを行い、最近では美術館への音楽提供、さらには写真家・吉田志穂と恵比寿「NaDiff」で個展を開くなど、アート界でも活躍する気鋭のサウンドアーティストです。

彼ら二人のコラボレーションによって生まれた音楽のキーワードは “都市の音楽”。現代に相応しいアンビエント・ミュージックを目指したという通り、ノイズばかりのこの世界にふと安らぎを与えてくれるような作品に仕上がりました。鳴った瞬間すべてがストップするような、一服の清涼剤とでもいえばいいでしょうか。装飾が無い最小限の音で構成されているところもポイントかもしれません。

メロディをduenn、編集&プロデュースを岡田が手掛けた本作。疲弊するいまだからこそ、すっと心に響く全16曲といっても過言ではありません。気になった方はまず、こちらの3時間に及ぶYouTubeの作品を少しでもご覧下さい。

INFORMATION

Okada Takuro + duenn『都市計画(Urban Planning)』

5月20日デジタルリリース
ssm.lnk.to/UrbanPlanning

01. Waterfront
02. Aquapolis
03. Third Sector
04. Hana To Midori To Hikari
05. Nijuuisseiki No Mori
06. Green Park
07. Social Welfare
08. Public Space
09. New Urban Center
10. Subcenter
11. Landscape
12. Zone
13. 116
14. Public Open Space
15. Cosmodome
16. Infrastructure

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