キュレーションストア「フイナムズ」の中から、編集部員が気になったモノを紹介する「今日のフイナムズ」。大きな反響をいただいているようで、現在売り切れ続出中。そんな読者の期待に応えるため、テーマを設け、一挙に複数アイテムをセレクトするこちらのコーナーが新たにスタートしました。
今回のテーマは「いますぐ穿きたいショーツ」。高温多湿の夏を共に乗り切る相棒なら、こちらで見つけてみてはいかがでしょうか?
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▼「DoLuKE」 Polyester Slacks Shorts / Remake
中学・高校と着ていた学生服。当時は「なんでこんな服を着ないといけないのか」と、尾崎豊の『卒業』ばりに校則と教師へ反抗心を燃やしていましたが、大人になった今、あれを着られる時間がどれほど貴重だったかを痛感しております。
「DoLuKE」で見つけたショーツは、そんな学生服のズボンをすっぱりと膝部分でカットしたリメイクもの。あの野暮ったいズボンがショーツになるだけで、こんなに上品で今っぽいアイテムになるなんて。
しかも生地はポリエステルです。撥水性もあり、乾きやすく、耐久性もあって、シワになりにくい。あれだけ嫌っていた学生服って、こんなに高機能な服だったんですね。天晴。
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▼「SNAK」70’s Italian Army Shorts
こちらは、70年代頃のものと思われるイタリア軍のグルカショーツ。
見てもらえば分かる通り、ダブルストラップのウエストバンド、裾広がりのAシルエット、深めの股下といった特徴あるディテールが詰め込まれています。ユーロワーク特有の深みのあるインクブルーが使われているあたりも、ワーク&ミリタリーファンにとってはたまらないのではないでしょうか?
どんなジャンルにもハマるアイテムかと思いますが、ここは裾をロールアップして、白Tタックイン、足元はローファーなんていう、ヨーロッパのお坊っちゃまみたいなスタイリングでキメていただきたい!
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▼「HAg-Le」OCEAN PACIFIC Corduroy Shorts
コーデュロイショーツを見ると、暑いのか寒いのか「どっちやねん」とツッコミたくなってしまいます。
だけど、その意外性がいいんです。今巷ではブランドのコラボが盛んに行われていますが、世間を騒がせるタッグは、必ずこの意外性というものを孕んでいるような気がします。例をあげるなら、〈シュプリーム(SUPREME)〉と〈ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)〉とか。
そうした側面でこのアイテムを見ると、コーデュロイとショーツのコラボとでも言いましょうか。相反する二つの要素がミックスされて、新たな価値を持ったアイテムに生まれ変わっています。
ブランドは〈オーシャンパシフィック(Ocean Pacific)〉。60年代より続く老舗サーフブランドですが、そのアイコン的アイテムだそう。
海を主戦場とするサーフブランドがコーデュロイを使う。この意外性もまたいいですねー。
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▼「Gleeful」LEVI’S 550 Black Denim Short
〈リーバイス(LEVI’S)〉のデニムといえば王道中の王道。ファッション好きに、これを穿いたことがないなんて方はおそらくいないはず。
どんな場面でも活躍してくれる頼れるヤツですが、夏となれば話は少し変わってきます。というのも、穿けないことはないけれど、暑いし、蒸れるしで、快適性を求めるのであればできれば避けたいアイテム。一方でまた、無理をしてでも手にとってしまう魅力が〈リーバイス〉にはあるわけです。うーん、この人たらし。
そんな板挟みに悩むあなたにおすすめしたいのが、〈リーバイス〉550のデニムショーツ。これなら先ほど挙げた難点を全てクリア。夏でも大好きなデニムを快適に穿けてしまうわけです。
案外こういうデニムショーツって街中で見ないので、他とは差をつけたファッションフリークの皆さん。この機会におひとついかが?
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▼ 「YUKAKU」Vintage Euro Military Shorts
先ほどご紹介したグルカショーツと同じく、ユーロミリタリーに当てはまるこちらのイギリス軍のブツ。
オリーブカラーで彩られたザ・ミリタリー然とした出で立ちですが、パジャマとして使用されていた所謂スリーピングアイテムで、パリッとした薄手のコットンが使用されています。その素材感も相まってか、一般的な軍モノにはない軽やかな印象を受け、夏の日常着として気兼ねなく穿けそう。
ウエスト部分には3つのボタン、サイドにはウエストを調整できるアジャスターなんかもあります。機能第一につくられたはずのディテールが、立派なデザインとして活躍する。こうしたミリタリーあるあるなポイントもまた乙ですね。