キュレーションストア「フイナムズ」の中から、編集部員が気になったモノを紹介する「今日のフイナムズ」。大きな反響をいただいているようで、現在売り切れ続出中。そんな読者の期待に応えるため、テーマを設け、一挙に複数アイテムをセレクトするこちらのコーナーが新たにスタートしました。
今回のテーマは「暮らしを豊かにしてくれる小物」。無くても生活はできるけど、あればきっと嬉しくなる。そんな名脇役たちを集めました。
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▼「DAMAGEDONE」Vintage Leather Clasp Wallet
今週より「フイナムズ」に仲間入りした、町田・下北沢・原宿に店舗を構える「ダメージドーン(DAMAGEDONE)」。定番のアメリカンワークウェアからメゾンブランドの古着までを幅広く展開するそのラインナップで、多くのファンから熱い支持を得ている人気店です。
そんなショップで見つけたのが、こちらのがまぐち財布。浅草の老舗レザー職人さんと共同で制作したプロダクトだそう。
エイジングされた馬革を使用したブラウンのボディと、がまぐちのゴールドの組み合わせが絶妙で、古臭い印象を受ける普通のがまぐちとは一線を画すデザインに。
また、今回はカードとシガーボックスがピッタリ入るサイズ感に拘ったとのことで、これひとつでお出かけできちゃいます。
近年はキャッシュレス化も進んでいるので、あまり財布を持たないなんて方もいると思いますが、そんな時代にあえてがまぐちを持つなんて粋じゃないですか?
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▼「POST JUNK」Denim Casquette
夏のファッションは、暑さとのせめぎ合いの中で、いかに自分らしさを出せるかが肝になってきます。とは言っても、重ね着をしたりするのも中々しんどい。そういう時は小物にこだわるのが吉。
そこでご紹介するのが、こちらのキャスケット。帽子といえばキャップ、ビーニーあたりがパッと思い浮かびますが、周りと差をつけたいなら絶対コレです。
素材にはデニムが使用され、可愛さと土臭さを兼ね備えるワークテイストな仕上がりになっています。夏には少々抵抗があるデニムも、帽子ならさらっと取り入れられるのもいいですね。
モノトーン沼にハマっているみなさま、今夏はこちらで色味とアクセントを加えて、新たな自分を開拓してみませんか。
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▼「ALMANIAC」NEWHATTAN Bucket Hat
ようやく落ち着いたかと思った矢先、コロナが再びカムバック。もうそろそろいい加減にしてくれと言いたいところ。コイツのせいで数々のイベントが中止、2020年のハイライトになるはずだったスポーツの祭典もその餌食となってしまいました。
どこにぶつけていいか分からないやるせない気持ちは、このバケットハットで鎮めましょう。
2005年にニューヨークで生まれたヘッドウェアブランド〈ニューハッタン(Newhattan)〉によるもので、フロントには五輪マークがドンっと鎮座しています。
だけど、どこか様子がおかしい。そう、五輪ならぬ九輪を使用したパロディものなんです。どういう意図があってこのデザインになったのかは分かりませんが、独特のユーモアのセンスがグッド。
この帽子を被りながら、来年のスポーツの祭典の開幕を首を長くして待ちましょう。その時には平穏な世の中になっていることを願うばかりです。
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▼「hallelu」Sori Yanaga Vintage Stainless Plate
先ほど言及したコロナウイルスの影響は、家庭の中にも忍び寄っています。だけどこの場合はいい意味で。
というのも、家にいる時間が増えたことで、身の回りのものに対する関心が高まっています。これを機に、家具や食器などを新調したという方も多いはず。
そして、あなたの食器棚に加えてほしい一品がここにもあります。柳宗理が手掛けたステンレスプレートです。
柳宗理といえば、代表作「バタフライスツール」が「MoMA(ニューヨーク近代美術館)」に永久展示品として収蔵されるなど、戦後の日本を代表するインダストリアル・デザイナー。
そんな彼の手にかかれば、単なるステンレスプレートもこの通り。不要な装飾を一切廃したミニマルなデザインでありながら、持ち手をつけることでありそうでなさそうな仕上がりに。食卓だけでなく、キャンプやレジャーにも使用できる万能選手です。
柳宗理のアイテムは二次市場でもあまり見つからないアイテムですので、この機会をお見逃しなく。値段もお手頃ですよ。
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▼「HOLIDAY WORKS」Rug
最後を飾るのは、在宅時間が増えた今だからこそオススメしたい、部屋を彩るアイテム。ぱっと見何か分からないかもしれませんが、ラグです。
アメリカの先住民、ナバホ族の織物と思われるもので、謎の模様とナチュラルな色彩が組み合わさったエキゾチックな柄が印象的。
26×47cmという大き過ぎず小さ過ぎもしない絶妙なサイズ感で、机の上や玄関に敷いたらアクセントとして一役買ってくれることでしょう。壁にかけて、タペストリー的に使うなんてのもありかもしれませんね。
部屋をお洒落にしようとする時、どうしても家具に目が向きがちですが、これなら一枚で手軽に雰囲気を変えることができます。模様替えを検討しているあなた、いかがでしょう。