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おうちで提灯をつくってみない? 創業200年の京提灯職人によるオンラインワークショップが開催されます。

いよいよ、学生だったら夏休みの時期に。子供の頃は宿題があり、誰もが自由研究などを体験してきたと思います。大人になったいまは旅行に行くなど、さまざまな体験をしてきた方も多いと思いでしょう。しかし、今年は残念ながらそれは難しそう。

いまの時代におうちで楽しめることを考えると、真っ先に思いつくのがインターネットを利用したサービスかと思います。いろいろと楽しみはありますが、〈ホールラブキョウト(Whole Love Kyoto®︎)〉と「京都伝統文化イノベーション研究センター」によって生まれたオンラインワークショップは、ほかでは味わえない学びがありそうです。

テーブルランプ・ミニ提灯をつくる。 制作キット ¥6,400+TAX

今回始まったのが「京都職人オンラインWORK SHOP」と名付けられた試み。その名の通り、京都の職人とオンライン上で一緒にワークショップを楽しめるというものです。

ワークショップの意図は、もちろん参加者に楽しんで欲しいというものですが、裏には伝統工芸のサポートという意味合いもあります。いまの状況、そして時代により廃業してしまう職人も多く、技術が廃れてしまうことを危惧している点もあるそうですが、単純に京都に行かなくても体験できるというのは嬉しいところです。

第1回目は、8月22日(土)と23日(日)の二日間で、13:30から15:00の間で各日1回ずつ、計2回行われます。内容は1820年に創業した「小嶋商店」による「テーブルランプ・ミニ提灯をつくる。」です。

「小嶋商店」は、江戸時代から受け継ぐ京提灯の伝統製法「地張り式」が特徴 。この製法は多量の竹骨を輪状にして骨格を作るため、一般的な製法よりも手間が多く、現在ではほとんど見られなくなった製法です。今回のワークショップでは、小さめの提灯づくりが体験できます。

参加の仕方はいたって簡単。こちらから申し込みいただくと制作キットが届くので、中身を使用しながらスマホやPCでコミュニケーションを取ってワークショップを進めていきます。

制作キットには基本的に必要な物がすべて入っているので、各自用意するものは、霧吹きもしくは器に入れた水、ハサミ、ドライヤー、手をふくものといった、一般家庭にありそうなものだけというお手軽さ。実際に職人の制作風景を味わえ、顔が見えるというのが安心感があります。

選べるカラーは4色。1組につき最大2名申し込みでき、各回10組み限定です。現在、申し込みを始めたばかりで、申し込み期限は8月15日(土)となっています。

次回以降には1877年に創業した寺社仏閣建築の錺金具(かざりかなぐ)職人や、創業1689年の老舗・京うちわ職人による飾りうちわ、京都に2人しかいないといわれる水引職人によるワークショップなどを予定しているとのこと。今後の動きも目が離せなさそうです。

INFORMATION

京都職人オンラインWORKSHOP「テーブルランプ・ミニ提灯を作る。」

実施日:8月22日(土)、23日(日)
時間:13:30〜15:00(各日1回)
定員:各回10組み
参加費:1人につき7,040円(税込み)
申込日時:8月6日(木)12:00〜8月15日(土)
申込方法:ホールラブキョウト公式ホームページから応募できます。1組につき2人まで申込可能。
主催:ホールラブキョウト京都伝統文化イノベーション研究センター

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