日本の夏もやっとはじまったばかりというところですが、〈ヤシキ(YASHIKI )〉より冬の知らせが到着しました。
デザイナーの故郷・石川県の、四季折々の風景を落とし込んだニットでおなじみの同ブランド。今回の20AWコレクションは「雪遊び」をテーマに掲げたそう。まずはイメージ風景とルックをご覧ください。
デザイナーがコレクションに込めた想いを言葉にしています。
初雪が降ると何もかも忘れて外に飛び出していた
雪が降った朝は誰よりも早く起きた
まだ誰にも見つかっていないふかふかの雪に一番乗り
そこに飛び込んで 足跡を残したり
木々の上に積もった雪をつついて落とすだけで笑みがこぼれた
通学路にできた氷を割りながら学校へと向かう
車に踏み固められてつるつるになった道路はスケート場
いつもと変わらない場所なのに遊び場が増えたようで嬉しかった
暗くなった窓 ベッドに横になりながらふと外を見る
ぼんやり浮かび上がる白山麓の明かり
あれはどこのスキー場だろう?
外はまた雪が降っている
幼い頃の記憶を辿り、そこに広がっていた雪景色をニットに詰め込んだ今シーズン。雪化粧した植物や道、畑にできた痕跡を、模様や仕立てに取り入れています。いまにも雪遊びをする子どもたちの声が聞こえてきそうですね。
冬の訪れは〈ヤシキ〉とともに。季節を超えるのが楽しみです。