ストリートと現代アートに新たな道を切り開き、今年はARアート『KAWS EXPANDED HOLIDAY』を発表するなど活発に活動を続けるカウズ（KAWS）。〈ユニクロ〉とのコラボなど、もはや世界のカウズといっていいほどの活躍ぶりはみなさんご存知のはずです。
2018年からは新たなプロジェクトとして「カウズ:ホリデイ（KAWS:HOLIDAY）」をスタートし、ソウルや台湾、香港、日本で展開して世界を沸かせてきました。静岡の富士山麓で昨年発表された時の盛り上がりを覚えている方も多いと思います。
昨今の現状を鑑みたカウズは、長年のコラボレーターで香港を拠点とするクリエイティブスタジオ「AllRightsReserved」と再度タッグを組み、新たに「カウズ:ホリデイ スペース（KAWS:HOLIDAY SPACE）」として次の旅先である宇宙へと飛び立ちました。
まずはその全貌を写真でお送りします。
今回のプロジェクトでは、宇宙服を着用したカウズの代表的なキャラクター・コンパニオン（COMPANION）が、探測気球を利用して41.5㎞(136,296フィート)の成層圏に突入。超高速で上昇した後、無重力状態の宇宙空間を2時間かけて彷徨い地球に戻ってきました。
打ち上げから着陸までには約8時間かかり、飛行プロセスは360度全周囲ビデオカメラで記録されています。コンパニオン誕生20周年のメモリアルイヤーを祝したという今回のプロジェクト。撮影された映像は、カウズのインスタグラムと、「AllRightsReserved」のインスタグラム、フェイスブックページで公開中です。
最後に、ついに地球規模に収まらなくなってきたカウズからのコメントをどうぞ。
今年は様々なプロジェクトのキャンセルが相次ぐ中、家から安心して楽しめるものを制作したいと考えていました。
今年は私がCOMPANIONを初めて制作してから20周年の記念すべき年です。なので、 様々な制限がある中で、何か特別なものを制作しなければならないと感じていました。ここ数ヶ月閉じこめられるような気持ちでしたが、この ようなプロジェクトがそういった現実から逃避する機会を与えてくれました。
