アメリカントラディショナル、スポーツ、ワーク、ミリタリーの4つのスタイルを根に張りつつ、現代人にめがけたベーシックウェアを展開する〈ビームス プラス(BEAMS PLUS)〉。
前シーズンは『SWINGMAN』をテーマに、次世代における理想の男性像を提示しました。それは、移りゆくトレンドを追いながらも、クラシックへの敬意を忘れず進化していくこと。まさに一点を軸にしながら自由に揺れ動く“SWING”という言葉を表現しています。
来たる20AWコレクションも『SWINGMAN』の追求は続きます。まずは郷愁ほの香るルックをご覧ください。
フォーカスしたのは、天然素材とハイテク素材をミックスした新しいスタイル。コーデュロイのジャケットやベスト、トラウザーズはパッチワークをあえてプリントで表現しています。アイデア源はというと、プレップスクールの学生たちが行きつけのボストン郊外の洋品店にある、オーダースーツの残り生地を組み合わせたパッチワークコート。気負わずに着られそうです。
また、ダウンジャケットの元祖にオマージュを捧げたというアイテムも。都市生活には十分すぎるほどの防寒性を備え、さらに撥水・防風性に優れたファブリックを別注。着丈やフィット感も改良し、隅々までモダンにアップデートしました。
ウィップコードは、綾目の太い畝が乗馬の持ち綱に見えることから名付けられた厚手生地で、クラシックワークを象徴するファブリックのひとつとも言われています。これをコットン、ウール、合繊の3種で表現したオリジナルの「Bear Twill」を使用したアイテムも今季注目です。
…と、尽きることのない探求心には、目を見張るものがありますね。公式サイトではアイテム全型をご覧いただけます。きっと冬を迎えるのが楽しみになるはずです。