ザ・ノース・フェイスとエンダースキーマ。両者の対峙がもたらしたのは、凛と艶めく三銃士。

変わるもの、変わらないもの。

そんな壮大なテーマを掲げてコレクションを発表したのは〈ザ・ノース・フェイス（THE NORTH FACE）〉と〈エンダースキーマ（Hender Scheme）〉。各々の戦闘スタイルで、ファッションのフィールドを拡充してきた両者が、今回初めて相見え、何を企んだのか。

本コラボでは、両者が持つ「耐久性と経年変化」「機能性と普遍性」「自然と街」といった対比を内包したプロダクトを主に製作。ファーストシーズンとなる20FWコレクションでは、シューズ3型をリリースします。

06年に誕生した〈ザ・ノース・フェイス〉の「Nuptse Down Bootie」。機能性の高さから、南極観測隊や冬山登山者にも愛されている同モデルをベースに、〈エンダースキーマ〉が手を加え、まったく新しいダウンシューズとしてデザインしました。

ラストから木型までまったく新しいデザインが展開されるなかでも、今作はエンダースキーマのデザイン性が色濃く出ている。
Nuptse Peel Gore ¥39,600（税込）

伝統的な一足が、エンダースキーマの定番であるタッセルデザインによってアーバンに着地している。
Nuptse Down Moc ¥33,000（税込）

インサレーションにダウンを封入することで、伝統と革新性をあわせもつ新たなデザインに。
Nuptse Down Bootie ¥41,800（税込）

高所や極地などの寒い環境にも対応するよう誕生したブーツなだけあって、機能は申し分ありません。また、リサイクルダウンを、はっ水加工（スコッチガード加工）が施されたカウレザーでコーティング。まさに両ブランドを象徴する素材が1足のなかで抱きあわされています。

ソールにはアウトドアシューズで定評のあるビブラム社のものを採用。「Nuptse Down Bootie」にはサイドウォールが特徴のラバーカップソール「Vibram2146 Clean Trek」を、「Nuptse Peel Gore」と「Nuptse Down Moc」には滑りやすい環境でも気兼ねなく歩けるよう、メガグリップ配合の「Vibram 186C Megagrip」を使用しています。

たしかな機能性は下記の動画が証明しています。

アウトドアやマウンテンスポーツを主戦場としながら、そこで培った術をライフスタイルに落とし込む〈ザ・ノース・フェイス〉と、モードとクラフトを行き来しながら、独自の視点で展開する〈エンダースキーマ〉。

対比構造を逆手にとって実現した本シリーズは、これからも我々の想像を超える名作を生み出してくれるでしょう。