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ベーシックを再編集。個性的、それでいて地に足がついている、台湾発のディーワイシーチームの物づくり。

急速に成長を続けているアジアのファッションシーン。

この地域から生まれるブランドは、本流のヨーロッパ的価値観とは異なる、オルタナティブな物づくりでその存在感を強めてきました。

そして今、ファッションのイメージが希薄だった中国、韓国をはじめ、それ以外のアジア諸国にも注目が集まりつつあります。

今回紹介する〈ディーワイシーチーム(DYCTEAM®)〉も台湾発のブランド。

ブラックをメインのカラーパレットに、機能素材を使用する「ベーシックコレクション」、デニムを主とする「ブルーコレクション」、この2つのラインを軸としたクリエイションを展開しています。

そんな〈ディーワイシーチーム〉の新作が、セレクトショップ「ジョイント ワークス(JOINT WORKS)」にて販売されます。

3Dパッチポケットジャケット ¥26,500+TAX

こちらは、ワークウェアの定番カバーオールジャケットをベースに、独自のアレンジを落とし込んだ一品。

ダック地やデニムを使用するものが多い中、こちらは伸縮性のあるストレッチコーデュロイを組み合わせることで、ひと味違うミニマルな印象になっています。

一般的なワークウェアというのは、どうしても武骨な印象になりがち。しかし、こちらは畝がほとんど目立たず、ベロアのような上品な艶感がある生地なので、綺麗目のスタイリングでも活躍してくれそうです。

フロントにはポーチのような3Dポケットを配置し、開閉部分にあしらわれる止水ファスナーはアウトドア要素をプラス。

起点はワークウェアですが、モードの雰囲気もかすかに漂う、絶妙な塩梅に着地しています。

バックルアノラック ¥24,500+TAX

〈ディーワイシーチーム〉が使用する素材は、すべてオリジナル。近年は、環境に配慮した素材開発を進めているそうで、このアノラックパーカには、撥水加工を施したリサイクルポリエステルが使用されています。

デザイン面では、胸元から裾にかけて一枚の生地をオーバーレイし、さらにその上からポケットを付けた、パッチワークのような独特のアプローチが印象的です。

アクセントとなるバックルは、アウトドアウェアに見られる本格的なパーツを採用。こうした細かなこだわりからは、物づくりの水準の高さを感じることができます。

フロントのポケットは、文庫本が入るぐらいのサイズ感。荷物が少ない人は、これを羽織るだけで外出できそう。雨の時だって、傘を持つ必要もありませんしね。

デニムジャケット ¥28,500+TAX

デニムジャケットには、ビッグメゾンも使用するテキスタイルメーカーと共作したオリジナル素材を使用。

洗いをかけることで独特の風合いに仕上がりました。随所にあたりが生まれ、裾に向かうにつれて色がフェードしていくグラデーションになっています。

ちなみにこのデザインは、水面を投影したものだそう。ボディ全体に見られるダメージは白いさざ波を表現しています。

これだけ手間がかかっているのに、価格はリーズナブル。自社工場を持っているからこそ実現できる、このコストパフォーマンスの高さも魅力のひとつです。

ここで紹介したのは、どれもベーシックを再編集したアイテム。そこには、個性的だけど、きちんと地に足がついている、そんなちょうど良さがあるように感じます。気になる方は「ジョイント ワークス」にて、実際に袖を通してみてはいかがでしょう。

INFORMATION

ジョイント ワークス 新宿店

住所:東京都新宿区新宿4-1-7
電話:03-5363-7572
公式オンラインサイト

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