イラストレーターのジュン・オソンがディーゼル アート ギャラリーで個展を開催。コミカルでカラフルな新作がお披露目されます。

コンセプトストア「DIESEL SHIBUYA」の地下一階にアートギャラリーがあることをご存知でしょうか？ ここでは知名度、ジャンル、世代を問わず、グラフィックや写真、インスタレーションなど世界中から厳選したアートを発信しています。

ジュン・オソン

今回フィーチャーされたのは、広告やアニメを中心に幅広く活動するイラストレーター、ジュン・オソン。国内4年ぶりとなる大型個展「D_I_S_T_A_N_C_E」が、10月30日（金）から2021年2月4日（木）まで開催されます。

本展覧会では、巨大作品を含む20点以上の新作を展示。コミカルなキャラクターと、カラフルな色使いが織りなすアートワークが楽しめます。

さらに会場では、展示作品をはじめ、このためにつくられたフィギュアやTシャツ、缶バッジなどのグッズも販売されます。

Tシャツ ¥6,000+TAX

フィギュア 赤色 ¥8,000+TAX、
彩色版 ¥10,000+TAX（11月下旬より販売予定）

以下は、開催に際したジュン・オソンによるコメントです。

新型コロナウイルス蔓延によって未知のウイルスへの恐怖を感じたが、それと同時にひととの距離を考えさせられた。とにかく他者に近づいてはならない。あまりに意識しすぎて、昔の映画を観ていて知らない者同士が密に接しているのを目にするだけでもドキっとする。他者との接触を避けるためにオンライン会議やインターネット配信など新たなひととの関わり方が成長した。インターネットの普及によって個人が強調されていたが、新型コロナウイルスによってさらに個人が強調された気がする。
しかし人間は社会的な生き物なので個人の力は弱くひとりでは生きていけないはず。これからも個人が強調されていくとなんとなく一つ一つが薄くなっていくようなイメージが浮かぶ。こちらの意思と関係なく人との距離（物理的にも精神的にも）というのは大きな流れの中で形作られる。でも、ぼくらはインターネットがあればきっと生きていけるだろう。

11月上旬からは、「D_I_S_T_A_N_C_E」展をオンラインで体験できるバーチャルツアーが公開されるようで、遠方の方でも楽しめる展覧会になっています。入場料無料ですので、近くに行った際は気軽に会場まで足を運んでみてください。