伝統文化と現代的な感性とのコラボレーションはいつだって刺激的なものです。
京扇子の老舗である「宮脇賣扇庵」が、デザインなどを生業とするクリエイティブカンパニー「グラフ(GRAPH)」と組んで、アートでファッションなブランド〈バナナとイエロう(BANANAtoYELLOW)〉をスタートさせました。
ご存知の通り、扇子はあおいで涼を取る道具ですが、平安時代は貴族の正装の必需品であり、品格を表す装飾品として愛用されてきた歴史があるのです。また、和歌を書いて贈るコミュニケーションツールとしても用いられ、時代とともに芸術品としても扱われるようになりました。
〈バナナとイエロう〉では、「あおがなくても、持っていたいもの」というルーツに着目し、扇子を中心としたオリジナル商品を開発。扇子をファッションアイテムとして捉え、自己表現したりするための「アクセサリー」に見立て、自由なクリエイティブを突き詰めることをブランドのテーゼとしています。
というわけで、扇子専用のポケットを付けたオリジナルのTシャツとバッグ、さらに宮脇賣扇庵の扇子の芳香をアレンジした、オリジナルの香水などもラインナップされます。
さらにアート、音楽、ファッションをテーマに様々なジャンルのアーティストをゲストとして迎え、コラボレーション商品も制作しています。
こちらがまず、画家の大竹伸朗によるものです。
そして、〈アンリアレイジ(ANREALAGE)〉の森永邦彦。
最後が、「ゲザン(GEZAN)」のマヒトゥ・ザ・ピーポーです。うーむ、なんとも豪華な取り合わせですね。
扇子の可能性をポップにアーティに押し広げていく、素晴らしい取り組みです。全商品はこちらにて確認を。
BANANA to YELLOW
住所:京都市中京区六角通富小路東入ル大黒町80番地3
電話:075-213-0877
営業:11:00〜18:00(水曜定休日)
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