CLOSE
NEWS

インディーズ雑誌『つくづく』の別冊は、友達と、互助会について。

2019年に創刊したインディーズ雑誌『つくづく』。これまで、およそ雑誌とは呼べないものを「雑誌なのだ」と言い張って販売してきました。『つくづく』にかかればタオル(Vol.6)も雑誌だし、現像前のインスタントカメラ(Vol.37)も雑誌。ときには他誌+付箋も、自分たちは付箋しかつけていないのに、『つくづく』のVol.45として販売していました。

いわゆる、私たちが思う「雑誌」をあまり作ってこなかった『つくづく』が、久しぶりにれっきとした雑誌を刊行。特集するのは「友だちと互助会」。

みんなそうだと思うんだけど「雑誌とはなにか」みたいなことを常に問いながら他がやらないことをやろうとしている。80年代くらいに雑誌の洗礼を受けてるから、雑誌が他のなによりも心踊らせてくれるメディアであってほしいって気持ちもあるんですよ。(中略)赤田さんが作った『あかまつ』(まんだらけ出版)って雑誌はやりたい放題やっていておもろいですよ。カロリーが高くて、読むと変な興奮がある。宇川(直宏)くんが20ページくらい喋ったり、オマケでおっぱいの形をしたCDがついてたりして。雑誌って本来は写真でも詩でもなんでもページに加えていい、やりたい放題やれるメディアだったわけじゃない。なのに最近は、ZINEだってマジメな内容が多いもんね。『つくづく』には「頭わるそうでいいなぁ」の一等賞を目指してほしい。くだらないことを一生懸命やる。そこは『あかまつ』の精神でやったらいいと思いますよ。ー今号のなかで語られた雑誌『スペクテイター』編集長・青野さんのコメントを一部抜粋

青野さんが語ったように、頭わるそうだしとっちらかってる。シンプルに「やってること雑誌じゃないじゃん」とも思う。でも、それが『つくづく』なのです。今回の別冊もVol.〇〇にすればいいものの「雑誌っぽくし過ぎちゃった」という理由から別冊扱いに。「逆じゃん」というツッコミは無粋です。購入はこちらから。

また、発売に併せて「代官山蔦屋書店」でフェアも開催されます。ちなみにこのフェアは、ただのフェアなのに『つくづく』のVol.17として開催されます。そのフェアですら雑誌としているわけです。読者やユーザーは完全に置いてけぼり。ついていける人もいけない人も、一度、その世界観に触れてみてください。レッツ脳内マッサージ。

INFORMATION

インディーズ雑誌『つくづく』vol.17(『つくづく』フェア)

会期:4月24日(土)~5月9日(日)
場所:代官山蔦屋書店2号館 1階 マガジンストリート
住所:東京都渋谷区猿楽町17-5
公式インスタグラム

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP > NEWS