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お茶とアートのマリアージュ!? コミュニケーションをテーマに始動したプロジェクト、バイサクウが気になります。

茶葉と白いTシャツという全く異なるものを結びつけ、コミュニケーションをテーマに始動したプロジェクト「バイサクウ(BYSAKUU)」。

この一見聞きなれないプロジェクト名は、東京の「JINNAN HOUSE」にある日本茶カフェ「SAKUU/茶空」を元に、BYSA(売茶)+KUU(空=広がっていく、オープン)という意味を込めて名付けられました。

「バイサクウ」では茶葉を、 様々なアーティストとともに視覚的に表現して届けていきます。第一弾では、河村康輔氏が手がけるアートワークの茶葉が発売になりました。

河村氏おなじみのコラージュという手法で、“コロナ禍でバラバラに分断されたコミュニ ケーションを繋ぐ”というテーマを表現しています。

茶葉は大阪、枚方に拠点を置く「多田製茶」の多田雅典氏によるもので、今回は河村康輔氏の作品「CHAOS」からのインスピレーションで、合組(ブレンド)しています。

そして、白Tはこちら

シーンを問わず、年代も問わず何にでも合う、ファッションに例えると白いTシャツのような当たり前のアイテムとして茶葉を選び手に取ってもらえたらという考えの元、茶葉パッケージと同デザインのTシャツを作成。

GREENはフロントに、PINKはバックにデザインが施されています。

茶葉が日常になかった全ての人へ、一服のお茶で繋がるコミユニケーションを提案するという素敵なプロジェクトです。

日本人にとって日本茶はものすごく馴染み深いもののはずなのに、年代を超えてきちんと脈々と受け継がれているかというと、いまひとつその実感がないわけで、こうした取り組みをきっかけにお茶を身近に感じられるのではないでしょうか。

INFORMATION

JINNAN HOUSE ONLINE STORE

オンラインサイト

河村康輔
グラフィックデザイナー、アートディレクター、コラージュアーティスト『ELECT Magazine』アートディレクター。多数のアパレルブランドにグラフィックを提供のほか、CDジャケット、広告デザイン、グラフィックなどを手掛け、世界的に人気を博している。

多田製茶/多田雅典
大阪に160年以上続く製茶問屋「多田製茶」の専務取締役。マーケティング会社での経験を経て日本茶インストラクターの資格を取得。現在は日本茶アドバイザー養成スクールの専任講師(日本茶鑑定)や大手調理師専門学校で日本茶の講師を務めている。

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