サロモン、アトモス、FACE、SHINKNOWNSUKE。豪華布陣で贈るアート展が高尾ベースで開催。てなわけで、インタビューしてきました！

日常と自然の距離がグッと近づいた2020年。未曾有の状況下は、決してネガティブな影響ばかりではなく、多くの都市生活者をアウトドアへ誘うきっかけにもなりました。

そして2021年、昨今のアウトドアブームは俄然勢いを増し、ファッションやカルチャーとの結びつきもより強固なものに。

それを象徴するのが、この度実現した「アトモス（atmos）」と〈サロモン（SALOMON）〉のチームアップ。そこに昨年から登山に目覚めたというイラストレーターのFACEさんとSHINKNOWNSUKEさんも加わり、山好きが集うコミュニティスペース「Mt.TAKAO BASE CAMP（通称:高尾ベース）」にて“山”をテーマにした個展「First steps with Salomon Presented by atmos」が開催されています。

店内では、FACEさんとSHINKNOWNSUKEさんからなるアートユニット「UND」が手掛けたアートワークを多数展示。高尾山のMAPをポップにアレンジしたZINEも制作され、来場者は自由に持ち帰ることもできます。1階にはカフェ＆バーが併設されているので、ドリンク片手にゆったりとアートを楽しんでみてはいかがでしょう。

と、締めくくりたいところですが。。

実は、〈サロモン〉にお声かけいただき、個展初日に行われた登山イベントに『フイナム』も同行。およそ4時間のハイキングを満喫した後、「UND」のお二人、そして本コラボのキーマンである「アトモス」のプレス・須田恒平さんにお話しを伺ってきました。

というわけで、ここからはインタビュー形式でお届けします。

左から、FACEさん、須田さん、SHINKNOWNSUKEさん。
「高尾ベース」の店先にて。

ー今回のコラボの経緯を教えてください。

須田：〈サロモン〉さんのシューズは数年前から取り扱っていたんですが、今後取り組みを強化していこうということでコラボする機会をいただいたんです。そうなった時に、FACEくんとSHINくんが登山にハマってるのを知っていたんで声をかけたんですね。そしたら快く引き受けてくれて。

FACE：ぼくらが登山にハマったきっかけが、恒平（須田）さんのインスタだったんです。山でウインナー食べてるストーリーを上げてて、それがやけに美味そうで。そこから登山靴を探してた時に買ったのが〈サロモン〉のシューズだったんですよ。配色が絶妙で、履き心地も間違いないってことで。

SHINKNOWNSUKE（以下、SHIN）：そうそう。ぼくらは普段から〈サロモン〉を履いてるし、好きだし、こんな話をいただけるなんて思ってもなかった。

ーリアルユーザーだったんですね。ところで、今回のグラフィックはどのように完成したんでしょうか？

須田：「こういうのがいい」っていうのは特になく、二人にロゴだけ渡して、出来上がったものを〈サロモン〉さんにチェックしてもらうっていう感じでしたね。

FACE：結構好きなようにやらせていただいて、NGはほとんどなかったんです。

SHIN：ぼく、これが通ったのはびっくりしました。〈サロモン〉といえば、アッパーの“波を打つようなライン”っていうイメージがあって、それをグラフィックに起こしてみたら、ぼくらがやってる「UND」にできるなと。だからこのロゴ、よく見ると「UND」になってるんです。

須田：おー！なるほど！

SHIN：知らなかったんですか（笑）

ー〈サロモン〉のロゴをモチーフに、ストリートぽくアレンジしたのはかなり新鮮ですね。

SHIN：あんまりないですよね。実は6月末にこのTシャツも発売されるんですけど、「アトモス」オリジナルのコットンボディなんで、あくまでも街用。こういうデザインを速乾ボディとかにプリントしても需要ありそうですよね。オーバーサイズでつくってみて。

須田：よく話すのが、ガチな感じにはしたくないんですよね。あくまでもファッションを取り入れたスタイルで山を楽しみたいんです。

ーたしかに、今日も太めのパンツを履いて登山してましたよね。

FACE：登山ウェアって、シュッとしたシルエットが多いじゃないですか？ でも聞いた話だと、いまは機能が充実してるから細いだけであって、昔のクライミングパンツとかは動きやすいように太くつくられてたみたいなんです。だから、このスタイルも間違いではないのかなと思ってます。

ーこういうスタイルもアリなんだと思ってもらえれば、ファッションが好きな人たちも、もっと山に興味を持ってくれるかもしれませんね。

須田：そうですね。山って、キャンプとかよりもハードルが高いような気がしてて。だから、こういうコラボやイベントを通じて、山をカジュアルに楽しんでもらえるようになれば嬉しいです。あと、実際にアウトドアフィールドで履いてもらって、街では気づけない〈サロモン〉の魅力を知ってもらいたいですね。

Photo_Saeka Shimada