譲れないこだわりが生み出した、後世に譲るべき洋服。それがレショップが復活を熱望したエカッション パーソネルというブランドです。

平成元年に産声を上げ、超絶技巧を用いた服づくりで当時のファッション好きを熱狂させたブランド〈エカッション パーソネル（ÉQUATION PERSONNELLE）〉。

そんな同ブランドが「レショップ（L’ECHOPPE）」の手によって、我々の下へ舞い戻ります。

そのデザインを手がけているのが、ベイクルーズの創成期を担い、「エディフィス（EDIFICE）」などの立ち上げにも尽力した元〈ドレステリア（DRESSTERIOR）〉のディレクター森万恭さん。

「É」の系譜の源流というべきキーパーソンであり、〈エカッション パーソネル〉の生みの親こそ何を隠そう森さんなのです。

厚みのあるリネンを用いて仕立てられたアイテムの数々は、シンプルな見た目ながら、どれも森さんの真骨頂といえるディテールワークが施されています。見えない部分へのこだわりは、“試着室で驚く服”といっても過言ではないほど。

“個人主義”を意味するブランド名のとおり、働く人や創造する人などをイメージして形づくられています。それゆえに無意味なディテールが存在せず、いまの時代を生きる人たちに向けたパターンメイキングのみで構成されています。

• Photo_Kazuyasu Mori（Portrait）

セレクトショップ黎明期からファッションの土台をつくってきた森万恭さんの知性と経験が注ぎ込まれた一分の隙もない洋服は、明日8月14日（土）から発売が開始されます。

そして『フイナム』では〈エカッション パーソネル〉のディテールワークにフォーカスした企画も用意してます。海のように深く温かいファッション談義の模様もお楽しみに。