FOUND MUJIで見つけた日本の生活道具。そして“金属”にフォーカスした企画展が開催！

古来より伝わる生活の知恵。それを道具を通してわかりやすく伝える企画展『日本の生活道具』が「FOUND MUJI」で行われていました。

残念ながら、青山の「FOUND MUJI」では会期が終了してしまいましたが、在庫があるものに関しては引き続き販売されるそうです。そして、全国の店舗（下記記載）では9月9日（木）まで開催中。

何はともあれ、どのアイテムもたくさんの発見があったので、おさらいさせてください。

注染手ぬぐい （左上から時計回りに籠目、ひょうたん、ナス）各¥1,590

津々浦々からピックアップされた手仕事が尽くされた道具の数々。懐かしさを覚えるものから、いままで見たことがなかったものまでたくさん並んでいました。

こういった道具は従来の使い方はもちろん、自分なりの使い方を見つけるのも楽しいところ。

牛乳びん 中（500ml）¥350、小（200ml）¥290

小久慈焼箸立て ¥2,490、ヤマザクラ杓子 ¥1,290、ヤマザクラターナー¥1,190

伊賀焼行平鍋（900ml）各¥2,990

例えば、行平鍋。現在はアルミ製が主流ですが、こちらは陶器製のため、熱が緩やかに伝わるため、煮物やご飯、スープ、お茶の煮出し、一人鍋にも最適。

蓋や持ち手だけでなく、注ぎ口もついているので、スープも注ぎやすくて便利なのです。

伊賀焼焙烙 ¥3,990

100年以上前からあるお茶やごま、豆、米、塩などを煎る素焼きの土鍋の一種。現在では珍しくなった道具のひとつですが、いまでも万古焼の産地・三重県などでつくられているそうです。

茶葉やコーヒー豆を自分好みに焙煎したり、ナッツや穀物を煎って自家製グラノーラ作りにも最適です。

杉木箱 ¥7,990〜

売り物の茶葉を保管するために用いられた杉木箱。内側にトタン、板の継ぎ目には紙が貼られているのは、湿気や害虫から守るため。そのため、ニットやカットソーといった衣類をはじめ、本や雑誌などの収納箱として使用してみるのも良さそう。

竹茶碗かご（小）¥13,900

細い竹やシダの茎で編まれた古き良き水切りかご。現在のステンレス製のものと比較すれば、底に脚がつき風通しが良くなっているとはいえ、濡れた器を入れたままにすると、カビが生えることも。

そのため内側に敷く布を頻繁に交換したり、洗った器を早く片付ける必要があるなど、ひと手間がかかりますが、そこに愛着が湧く逸品です。単純に湯呑みやカップを入れる器としても様になる佇まいです。

竹湯かご ¥7,900

温泉巡りの際にタオルや石鹸を入れて持ち運ぶための道具。スリッパやストールを入れるも良し、持ち手付きのため自宅の中で持ち運ぶものを入れておいても良さそう。例えば化粧水だったり、ファブリックミストだったり。

小久慈焼片口（大）¥3,490、（中）¥2,490、（小）¥1,990

片側に注ぎ口のついている器。元々は酒や醤油の量り売りで用いられていた道具ですが、酒器やコーヒーのドリップなどにも使えます。また注ぎ口としてだけでなく、くぼみにレンゲや箸も置けるので、冬場には鍋の取り皿として使いたい。

トタンたらい ¥3,990

『日本の生活道具』は終了してしまいましたが、8月末より“金属”をテーマにした企画展が、「FOUND MUJI」にて開催中です。

企画展「FOUND MUJI 金属」

使い勝手がよく経済的で、さらには繰り返し使えるとあって、長きにわたって私たちの生活に寄り添ってきた金属。ひと口に“金属”と言っても、アルミニウムや銅、真鍮、ステレンス、鉄など、さまざまな種類がありますが、強度があったり、高い熱伝導性を持っていたりとそれぞれ固有の性質を備えています。

そんな“金属”を日常の道具を通して素材と加工技術に焦点を当てるのが今回の企画展。

紹介されるのはアルミやっとこ鍋、アルミ時計、折り畳みナイフ、ステンレスカトラリーなど、さまざま。昔使ったことがあるものもあれば、これまで知らなかったモノまで見つかることでしょう。

長い時間使われてきた道具に目を向けることで、新しい道具や生活のヒントが見つかるかもしれません。