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買ったその日から、経年変化の趣を。リベレイダースが提示する、デニムのイノベーション。

北京で生まれ育ち、10代後半から日本に移住したMei Yongは、世界中を旅することで得たグローバルな視点を下敷きに、〈リベレイダース(Liberaiders)〉というファッションブランドを媒体として、自身の意思を発信しています。

いまや〈ヴァンズ(VANS)〉とコラボを果たすまでにブランドは成長しましたが、とはいえ設立からまだ4年。〈リベレイダース〉の詳細をご存知ない方もいると思うので、まずは彼らが掲げるミッションからご紹介します。

いまの世の中は混乱している。メディアに支配され、目的を見失った人々。 そんな時代だからこそ、メディアやハイプを信用せず、自ら旅に出て、 自分の道を歩いて世界を認識していくことが重要なのだ。既成概念やカテゴライズといったもの。そこを超えた新たなる価値観の創造……それが〈リベレイダース〉のミッションである。

上記で語られている精神性は、今回ご紹介するデニムのカバーオールとペインターパンツにも通ずるものがあります。性別問わずワードローブに欠かせないデニムを独自の視点で再解釈し、新たな形を提示してみせました。

PAINT SPLATTER DENIM COVERALL ¥30,800

まずは、ヴィンテージさながらの雰囲気を纏うカバーオール。そのデザインからは、細部までひとの手が入り込んだ跡を随所に確認できます。

例えば、左胸にあったポケットを脇の補強として再利用し、ポケットの跡をデザインのアクセントとして活用。また、ボディの各所にペンキを散らしたり、エルボーパッチにダメージ加工を施したりと、数十年使い込んだかのようなワークウェアの貫禄を漂わせます。

ただ、シルエットはボックスでゆったり着られるようにするなど、ファッション的な要素も忘れてはいません。10オンスのデニムを使用しているので、残暑残るいまの季節にはおあつらえ向きな一着と言えるでしょう。

DENIM PAINTER SARROUEL PANTS ¥27,500

ペンキ職人や絵描きの作業着として知られるペインターパンツは、〈リベレイダース〉のサルエルパンツをベースにし、通常よりも股上を深めに設計。右足の後ろ身頃横には、本来定規などを入れるためのスケールポケットをあしらいました。

昨今主流のオーバーサイズではありますが、今作は流行をそのまま取り入れているのではなく、ワークウェアとしての背景をもとにしたシルエット、デザインであることは注目したいところ。

コーディネートの主役になる存在感を有しているので、これ単体で穿くのもいいですし、下のルックのようにカバーオールとセットアップで着こなすのも乙ですね。

ワークウェアとしての機能性を活かしながら、随所にファッション的要素を散りばめた、用と美が同居する今回のプロダクト。まさにデニムのイノベーションと呼ぶにふさわしい出来栄えです。

INFORMATION

Liberaiders

公式ウェブサイト
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