〈メローピープル(mellow people)〉というブランドをご存知でしょうか?
2017年にスタートしたこのブランドは、「Trip Couture」をテーマに、街やフィールドでシーンレスに着回せる“旅服”を展開しています。
そんな〈メローピープル〉は今回、ファッションやアウトドア媒体を中心に活躍するスタイリスト近藤有倫さんを招いた新レーベル〈メローピープル アーキテクト〉を発表しました。
〈メローピープル アーキテクト〉の特徴は、アウトドアやミリタリーといったメンズウェアの基軸となるアイテムをベースに、素材にはアメリカの「ココナ」社の「37.5®technology」を採用し、いまの日常に寄り添う物づくりを行っている点。
クリエイションの核ともいえる「37.5®technology」の機能は上の通り。ちなみに人体の理想的な深部体温は37.5°C、そして人が快適と感じる湿度は37.5%だそうで、この2つの数値を維持するための吸水速乾と湿度調整機能を備えています。
さらに、汗が液体化する前に蒸発させることで蒸れを防いだり、ニオイを閉じ込め洗濯時に放出する機能もあったり、高温多湿の日本に最適の素材となっています。
それではデビューコレクションに並ぶ4型のアイテムをご紹介しましょう。ベーシックを追求し、カラーはブラックのみの展開です。
こちらはミリタリーのコックジャケットをベースに、ダブルからシングルに変更したり、ポケットなどのディテールを極力削ぎ落としたりと、〈メローピープル アーキテクト〉ならでのは解釈を加えた1着。
ボタンを上まで留めるとマオカラーになり、モードライクな着こなしも楽しめます。普段着としてジャケットを取り入れるのはなかなか難易度が高いですが、これなら気兼ねなく着られるはず。
アウトドアからタウンユースまで活躍すること間違いなしなスナップT。フリースが用いられることが多いですが、今作は「37.5®technology」を採用していることでテックウェアのような雰囲気を漂わせます。フリースと比べて、いろいろな季節、天候で着用できるのも嬉しいですね。
90年代のクライミングパンツから着想を得たこちらは、ワークウェアなどに見られるダブルニーのディテールを採用。180度開脚できる股下のガゼットクロッチや、深めに設計されたバッグ要らずのバックポケットなど、細かな部分まで快適性が追求されています。
最後は5ポケットパンツ。ワイドシルエットが主流の昨今、あえて細身を選ぶあたりがさすが。とはいえ、登山用のパンツパターンを採用しているので、穿き心地も申し分ありません。
〈メローピープル アーキテクト〉の服には、ついつい毎日手にとってしまうような普遍性があるような気がします。袖を通して、ぜひその魅力を感じてみてください。ブランドのオンラインサイトにて発売中です。