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フォトグラファーpiczoが徒然なるままの日常を一冊に。優しげな眼差しに溢れた、素敵な写真集です。

いいタイトルだな、と思いました。この度発表された、フォトグラファーpiczoの写真集『nikki』。ダイアリーでもdiaryでもなく、nikki。

ロンドンを拠点として活動している、日本人フォトグラファーpiczoが世の中を見る目はフラットです。国や人種や価値観といった枠組みで何かをとらえることなく、あくまでも作家自身の視点で記録された日々の徒然。

2015年から現在まで、piczoがプライベートで日記のように撮り続けてきたさまざまな瞬間をまとめたという本書。

脈絡があるようでない、写真の連なりをしばし眺めていると、作家の自由で伸びやかなマインドをこれでもかと感じることができます。

押し付けがましいメッセージのようなものがあるわけではありません。ですが、読後感としては実にポジティブで、世界に対してはオプティミスティックな気持ちになります。

こんな世の中ですから、それだけでも本書を手に取る価値があるのではないでしょうか。

INFORMATION

『nikki』piczo

国内先行販売:2021年10月22日(金)~
国内販売:2021年11月4日(木)~
価格:4,500円
判型:A5変型(h200 x w150 mm)並製224ページ
ブックデザイン:宮添浩司
出版:aptp books

写真展概要
会場:BOOKMARC
期間:10月22日(金)〜11月3日(水)
住所:東京都渋谷区神宮前4-26-14

会場:GREAT BOOKS
期間:11月5日(金)〜11月14日(日)
住所:東京都世田谷区北沢3-19-20

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