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テーマは“ないものねだり”。ディアスポラ所属の写真家、チョウ・オンゴウが2冊目の写真集『Crying for the moon』をリリース。写真展もあるって!

デジタルの進化によって写真の可能性は無限に広がり、その表現方法も多様化していますが、写真の基本機能である“記録・写実”に重点をおいてシャッターを切り続ける写真家がいます。東京のスケートシーンを牽引する〈ディアスポラスケートボーズ(Diaspora skateboards)〉所属のチョウ・オンゴウ(Cho Ongo)です。

〈ディアスポラスケートボーズ〉の約10年に及ぶ活動を記録した前作『Diaspora skateboards』から2年の時を経て、自身2冊目となる写真集『Crying for the moon』がTANG DENG + BLANKMAGBOOKS 2021よりリースされます。

『Crying for the moon』 by Cho Ongo

カバーデザインはコンセプトに合わせたブラック、グリーン、ベージュの3種を用意。以下、本作に向けてチョウ氏から届いたステートメントです。

今回の写真集のテーマは、“ないものねだり”。
ここ数年で世界が大きく変わり、以前とは違う生活になり、少なからず僕の生活も変化がありました。
そのせいか昔のことをよく考えるようにもなりましたが、考えているだけで実際にはどうにも出来ない状況に直面しています。
思い返せば、このような境遇ではなくても昔から僕自身やりたいことがうまく出来ず、紆余曲折してきた人生だったかもしれません。
人生は思い通りに行くはずないし、とにかくもがき続けるしかない。ただ、何かに憧れるもそうはなれない現実を理解していながら、同時にどこか諦められない。
そんな淡々とした心の距離を投影した写真集を制作しました。

共感を覚えるもの、クスッと笑えるもの、ノスタルジーに浸れるものまで。コロナ禍のなかでチョウ氏が出会った、日常の中にあるちょっとした違和感が全94ページの中にギュギュッと凝縮されています。

また、今回のリリース合わせて、11月13日(土)より「cut house KYODO」にて久し振りとなる写真展を開催。本写真集がいちはやく手に取れるほか、オンブックの写真も販売されるそうです。

会期中は全日、チョウ氏本人が在廊しているそうです。氏の写真と同様に、飾らない人柄にきっと魅了されるはずです。詳細は以下の通り。チェックをば。

INFORMATION

『Crying for the moon』 by Cho Ongo

3,000JPY(+tax)
TANG DENG + BLANKMAGBOOKS 2021
12.5×17.8cm / 94pages / Softcover / Fullcolor photographs
Cover color Green・Black・Beige
Printed in Japan / Edition of 120 copies / ISBN978-4-908749-30-8

Cho Ongo Photo Exhibition “Crying for the moon”
会期:11月13日(土)〜11月21日(日)
場所:cut house KYODO
住所:東京都世田谷区経堂1丁目21-11
時間:13:00〜20:00

Cho Ongo
Instagram:@cho_ongo
ongocho.com

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