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【FOCUS IT.】隠れた良品に、スポットライトを。洋食器のニッコーが手がけるジェネラルストア、ロストアンドファウンドがオープンです。


ちょっとした記念日、大学に合格した日、プロポーズした日、実はいつも〈ニッコー(NIKKO)〉がそばにいたこと、気づいてましたか?

100年以上の歴史を持つ〈ニッコー〉は、日本に限らず世界の多くのホテルやレストランに洋食器を提供してきた老舗メーカー。

太陽や照明、夜景の光を受けて輝く純白のプレートが特徴です。


その〈ニッコー〉が、特別な日のためではなく、日常を過ごすためのジェネラルストアを代々木公園のすぐそばにオープンします。

「ロストアンドファウンド(LOST AND FOUND)」=忘れ物保管所、と冠されたこのストア。

定番だけど注目されにくいブランドや、定番品の影に隠れた名品に光が当てられ、〈ニッコー〉の食器のように、照り輝くものたちが並んでいます。

プロダクトセレクターは、セレクトショップ「ラウンドアバウト(Roundabout)」「アウトバウンド(OUTBOUND)」のオーナーである小林和人氏。

キッチン雑貨やテーブルウェアから、バス、ガーデンまで、枠に囚われずあらゆる良品がセレクトされています。

月並みですが、”生活の豊かさ”が感じられるものばかりなんです。

中でも注目したいのは、〈ニッコー〉100年の集大成とも言うべき「リマスタード(REMASTERED)」。

これまでつくり続けてきたあらゆる洋食器のアーカイブを引っ張り出し、日常の中で使うのにベストなアイテムやディティールを採用した、新しいコレクションです。

グランメゾンでは欠かせないリムのあるプレートを、普段使いのサイズや形にアレンジ。特に21cm、26cmの「オーバル」が人気なんだとか。

小林氏のイチオシは、アウトドアブランド〈ベルモント〉の「ファイヤースクエアケトル」。

一部に真鍮を使った見た目の美しさもさることながら、平らで火の接地面積が多いため、お湯が沸くのが早いという機能美まで追求されています。

他のアウトドア向けケトルに比べて、少し重さがあったり、サイズが大きかったりしますが、日常遣いならむしろ適材適所。

並大抵の目では、なかなか発見できない代物です。

そのほかにも、普段の買い物では見落としてしまっている品がずらり。

さて、セレクトされたものたちを過ぎ、窯を模したアーチを潜り抜けると、白く輝くボーンチャイナたちがお出迎え。

世界一とも言われる、美しい白さを放つ〈ニッコー〉の食器が幾重にも並ぶさまは圧巻です。

見所は、商品だけではありません。

店内をよく見てみると、商品棚や在庫ケースは無骨な雰囲気。

〈ニッコー〉の工場で実際に使われているものなんです。普段見慣れた工員のひとびとが”こんなものを?”と首を傾げるようなものにも、このストアでは光を当てました。

このストアの確かなセンスを裏付けるのは、話題店を数多く手がける「マイルストーン(MILESTONE)」の長田篤氏を空間デザインに、場づくりが得意な「トランジットジェネラルオフィス」をトータルプロデュースに迎えた、錚々たる顔ぶれ。

世界の〈ニッコー〉の名にふさわしい出立ちです。

これまで縁の下の力持ち的存在だったブランドが、いよいよ表舞台に立ちます。

「ロストアンドファウンド」で、光を浴びた〈ニッコー〉を、ぜひご覧あれ。

そして、赴けばあなた自身の生活にも、スポットライトが差すはずです。

INFORMATION

LOST AND FOUND

会期:4月13日(土)〜21日(日)
住所:東京都渋谷区富ヶ谷 1-15-12 1階
電話:03-5454-8925
時間:11:00〜19:00
オンラインストア
Instagram:@lost.and.found_store

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