アートは嫌いじゃないのに、美術館に行くとなかなか集中できない、という感覚があります。人の気配や、空気や、余白のある空間など、明るい日差しのもとではかえってしっかり鑑賞できない感じ、結構分かる方もいるんじゃないでしょうか。
目の前のアートにだけ意識を向けるには、暗闇が役立ちます。
舞台は夜の無人島、猿島。船に乗って向かうと、一帯にアートが散りばめられた美術島が浮かび上がります。
“音”をテーマに制作を行った、今回のアーティスト陣。井村一登、小野澤峻、筧 康明、忽那光一郎、後藤映則、齋藤精一、中﨑 透、幅 允孝、細井美裕、mamoru、毛利悠子、鮫島 弓起雄、HAKUTEN CREATIVE、HAIOKAの計14組が名を連ねます。
ここではスマートフォンも封印。街の喧騒から離れ、自然のなかでじっと作品と向き合うと、知らず知らずのうちに眠っていた原始の感覚が呼び起こされます。冬の澄んだ空気が見せる星々によって、集中力はさらに高まるはず。
日々に忙殺され、切れ目なく生活しているあなた。一度この島ですべてを忘れ、まっさらな自分と対峙してみませんか?
INFORMATION
Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2021
会期:1月22日(土)〜3月6日(日)
場所:猿島一帯
住所:神奈川県横須賀市猿島1番
電話:046-822-8427
時間:16:50〜21:00
*三笠桟橋発 16:50 / 17:35 / 18:15のいずれかの船を事前にご予約いただき猿島に渡り、帰りは指定された船で三笠桟橋に帰着。
料金:大人 3,500円 / 小・中学生 1,500円