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混迷を極める今の世の中だからこそ、あやかしいアートに身をゆだねたい。Lottaの新作展は百怪夜行!?

アートが盛り上がっているという話をそこかしこで聞くようになりました。このムーブメントはブームなのか、ハイプなのか。

この度、「Feb gallery Tokyo」にて、アーティスト「Lotta」の個展『百怪夜行 – DUSK TILL DAWN』が開催されます。

本展は、アーティストであり編集者である米原康正が立ち上げたジャンルにこだわらないコラボ専門のブランド〈+DA.YO.NE〉のキュレーションによるものです。

以下、アーティスト、キュレーターによるコメントです。

「ヒト、妖怪、ゴースト、神様、普段は交わることのない世界線の『存在』達を集結させ、会場に訪れる人達にもこの祭典の一部となって参列してほしい」-Lotta

「彼女が描いた作品を見た時、僕の頭の中で既視感のある映画のストーリーが浮かんできた。もちろんそんな映画やストーリーなんて存在しないにもかかわらずだ。作品の中でさまざまな表情を見せるソックスの行動や性格まではっきりと浮かんできた。描かれるその世界観はまさに今だ。だけど何故だろう。記憶の中に刷り込まれる新しさと忘れていたはずの記憶から蘇る懐かしさ。二律背反な気分から湧き上がる感動。こんな気持ち彼女の作品に出会うまで味わったことなかった。その理由などどうでもいい。感動をもっと味わっていけばいいのだ」-米原康正

本展では大型キャンバスを含む新作13点ほどを展示。サブタイトルの「DUSK TILL DAWN」は日没から明け方までの時間を指しており「暗い夜もじきに明ける」という現状に対する前向きな気持ちを込めたそう。

先の見えない暗闇の中でも賑やかに集うことで光を生む、不思議な存在の百怪夜行。混沌とした今の世の中だからこそ、感じたい作品なのではないでしょうか。

INFORMATION

『百怪夜行 – DUSK TILL DAWN -』

会期:2022年3月23日(水)~4月10日(日)
会場:Feb gallery Tokyo
住所:東京都港区南青山4-8-25
時間:11:00~18:00
休館日:月曜日・火曜日
※ご来場の際にご予約いただく必要はございません

LOTTA
1993年生まれ。独学で絵を描いていたLottaは、2017年から東京を拠点にアーティストとして本格的に活動をスタート。初期は水墨画の手法を用いて制作。現在は線画・アクリル画を主に制作している。2020年に生み出したオリジナルキャラクター、ゴーストキャット(猫の亡霊)の「Socks(ソックス)」を中心に描く作品群は、Lottaの脳内に住むキャラクター達の物語を具現化しており、時にはLotta自身を投影するセルフポートレートにもなる。

+DA.YO.NE / プラスダヨネ
アーティストであり編集者である米原康正が立ち上げたジャンルにこだわらないコラボ専門のブランド。彼の名前が入っているのはもちろん、コラボさせるものを全てプラス方向に向かわせたい等いろんな意味含んでいる。コラボとは彼のキュレーションを指す言葉で、選ぶものも選ばれるものも対等な立場であるということを意味する。2019年の立ち上げ以来毎月2回のペースで個展やグループ展を開催している。
公式インスタグラム

米原 康正 / YASUMASA YONEHARA
東京ストリートな女子文化から影響を受けたその作品は、雑誌などメディアの形をして表現されることが多く、90年代以降の女子アンダーグランドカルチャーの扇動者でもある。編集者、アーティスト、キュレーターなどさまざまな顔を持ち、1月28日発売のNumero TOKYOでは米原康正の活動が30ページで特集された。中国のSNS、ウェイボで280万人のフォロワーを持つ。

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