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トップスタイリスト&モデルが集結! ルクア イーレ&ルクアで行われた「OSAKA NEW TRIBE」の豪華なランウェイショー!

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玉石混交のさまざまなカルチャーを育む大阪。街によって景色が変わり、その土地ならではの文化がある魅力的な都市です。大阪の北側に位置する梅田という街は、高いビルがたくさん建ち並び、都会的で洗練された姿を持っています。この場所を行き交う人も、どこか大人っぽく、スマートな印象。ファッションに敏感な人も多いと推測します。

街の中心には「JR 大阪駅」が東西に伸びるように鎮座し、多くの人々の移動を手助けしているわけですが、この駅にはその他にも機能を持つことで知られています。それが駅に繋がるようなかたちで存在する「ルクア イーレ」と「ルクア」。この2つの建物には、さまざまなブランドのショップや飲食店が出店をし、大阪のファッション・シーンを盛り上げているわけです。

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そんな「ルクア イーレ」と「ルクア」ですが、2館体制となってから2年が経過しました。そのアニバーサリーを祝して、去る3月26日(日)に行われたのが「OSAKA NEW TRIBE」です。ここではそのレポートをお送りします。まずはこのイベントのステートメントをご覧ください。

「好きなものは好き。嫌いなものは嫌い。そんな大阪人のオルタナティヴな感性から生まれる、“ほかにはない”大阪カルチャー。ファッションのこだわりもフリーダムで、色も、素材も、モチーフも、人の数だけ限りなく可能性が広がっている。世界中で“インスタントに可愛い”があふれ、ファッションの価値が多様化しつつある今、洋服でパーソナリティを表現する醍醐味とは?昨年センセーションを巻き起こしたファッションショー“OSAKA NEW TRIBE”が装いを新たに今年はルクア イーレの館内フロアにて3人のトップスタイリストによる3つのテーマのショーを開催!」

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大阪という都市には、街によって個性的な顔があるということを冒頭で述べました。それはここに住む人が、みんなそれぞれオリジナリティーを尊重しながら生きているということに繋がるような気がします。だからこそ、ひとつの都市でありながら多様性が存在している。そういった“個”を重んじる大阪のスピリットが、この「OSAKA NEW TRIBE」には宿っているのです。

また文中には“装いを新たに”と書かれていますが、昨年行われた「OSAKA NEW TRIBE」は、時空(とき)の広場と呼ばれる大阪駅構内のスペースで行われました。つまり、広い空間に特設ステージをつくって、その上でショーを披露したということです。舞台と観覧スペースに分かれた会場には、当たり前ですが垣根があり、演者とオーディエンスという区別があります。また、当然ながら観覧客が多く集まれば、遠くにいる人は舞台との距離が離れ、演者の衣装や動きをしっかりと観察することが難しくなります。

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今回行われた2回目の「OSAKA NEW TRIBE」は、そういった問題点がクリアになっていました。なぜならショーは「ルクア イーレ」の通路で行われたから。買い物客たちがショッピングを楽しんでいるその真横をクールな衣装を身にまとったモデルたちが颯爽と歩き、それぞれのスタイルを披露したのです。その様子はライブ感にあふれ、頭の上からつま先までしっかりとコーディネートを検分することができました。

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また、このショーのすごいところはファッションビルが主催する単なるファッションショーにあらず、ということ。シーンの最前線で活躍するスタイリストを筆頭にさまざまなクリエーターやモデルが参加し、ショーをつくっている点にあります。亘つぐみさん、宇佐美陽平さん、そして島田辰哉さんといったスタイリストがスタイルを構築。モデルには神庭昇平さん、萬波ユカさん、磯田龍生さん、水原佑果さん…etc、といった人気モデルたちが顔を揃え、プロたちによる本物のショーが展開されていたのです。

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今回のショーは3つのテーマで構成されていました。まず最初に紹介したいのが、島田辰哉さんが手掛けた「BORDER」というタイトルのショー。大阪と東京の“ボーダー=境界”を無くす、というコンセプトで展開された個性的なスタイルの数々は、色彩が際立っていました。モデルひとりにひとつの色を託し、さまざまなアイテムをレイヤードしたスタイルは、ファッションの楽しさや可能性を押し拡げてくれました。

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次は宇佐美陽平さんの「hi light」。複雑化する現代でさまざまな要素が存在するなか、それらのエレメントは深く繋がっている。それが重なりあった瞬間に新しい融合が起こる、というもの。一人ひとりのスタイリングが個性的で、それぞれに異なるバックボーンを感じさせながらも、それらが集合したときに大きな力になる。宇佐美さんらしさ溢れるストリートでアンダーグラウンドな香りの漂うスタイリングは、現在のファッションのリアルを映し出しているようでした。

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最後に紹介する亘つぐみさんは「CHANGE ME」というタイトルで仕事やプライベートを謳歌する人々を表現。コンサバティブなスタイルがある一方で、アウターを脱げばエキゾチックなスタイルに変化する、2面性のあるコーディネートを披露していました。

今回発表された全45体のコーディネートは、すべて「ルクア イーレ」や「ルクア」で売られているアイテムで構成されていて、それだけこの2つの館が幅広いジャンルを網羅しているということがわかります。宇佐美さんの「hi light」にもあるように、ひとつ一つはバラバラの要素でも、重なったり集合になることで力強い表現となる。今回行われた「OSAKA NEW TRIBE」も、そういったさまざまな要素の集合が見られて、「ルクアイーレ」や「ルクア」はもちろん、大阪という都市全体のパワーを感じたイベントになりました。

来年で3周年を迎える同ビルですが、また新たな動きが見られるのか? いまから胸に期待を秘めておくのも悪くないかもしれません。

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ルクア イーレ、ルクア
住所:大阪市北区梅田3-1-3
電話:06-6151-1111(代表)
www.lucua.jp
www.lucua.jp/life

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