古着サミットでもおなじみの「ベルベルジン(BerBerJin)」の藤原裕さんが、ヴィンテージマニアも唸る渾身の1本をつくってしまいました。
本来ヴィンテージの世界には存在しないと言われるブラックデニム。今回は再現という形で製作したそうなのですが、道のりは険しかったようです。
ベースにしたのは、藤原さんが15年もの歳月をかけて探し求めたブルーデニム。しかも1年8ヶ月かけて穿き込み、年季をたっぷりと含ませたもの。
これをもとに、ブラックデニムを創り上げました。穿き込み前を再現した「SIZING BLACK」と、穿き込んだ後を再現した「YUTAKA BLACK」の2モデル展開です。
ただブラックカラーにしたわけではないというのがミソ。「YUTAKA BLACK」は穿き込んだあとに現れる独特の ”顔” をそのまま再現しています。
実際に藤原さんが穿いたあとにできた、後ろポケットの財布の跡。これを実際に財布の厚みを測り、あたかも財布が入っているかのように仕上げました。
また色落ちの工夫も。タテ糸とヨコ糸それぞれ異なる染色方法で染め上げていて、タテ糸のみが色落ちするようにしています。ムラのある色落ち感がたまんないのです。
計り知れない数のアイテムを目利きし、ヴィンテージをこよなく愛する藤原さんだからこそ辿り着いた、真のブラックデニム。どのヴィンテージショップを探しても見つからない1本、ぜひお買い求めください。