“多様性” を尊重する服、食べ物、アート、人が集結。渋谷パルコがレインボーカラーに染まります。ココ・カピタンの個展もあるよ。

ビジュアルは、ファッションカルチャーメディア「Silver Magazine」とのコラボレーションで制作。

「ダイバーシティ」とは直訳すると”多様性”。年齢、性別、人種、宗教、趣味嗜好などさまざまな属性の人を、区別することなく受け入れる考え方のことを指します。

いまや日本にもその考え方が浸透しているわけですが、それをファッションやカルチャーに絡ませて発信しようと、「渋谷PARCO」は4月15日（金）からキャンペーンをスタートします。その名も「PARCO PRIDE WEEK（パルコ プライドウィーク）」。

全館をあげてさまざまなコンテンツが催されるとのことで、なかでもフイナムの触手が反応した4つをご紹介します。

まずはメインとなるイベント「fancyHIM presents “特色100%”」について。タイトルからでもその刺激的な内容が想像つくわけですが、そもそも「fancyHIM」とは “東京の（今）を世界に発信するオリジナルパーティ“ をコンセプトに、新宿2丁目を拠点として定期的に開催しているイベントのこと。

毎回異なるテーマを掲げ、国内外からのスペシャルゲストを招き、最先端な音楽やショウビズ、カルチャーを世に発信しています。海外への遠征も行うなど、活動の幅が広く、今年で17年目を迎えます。

そんなLGBTQシーンの先頭をひた走る彼らが、このたび渋谷パルコに出店。いつもの熱量そのままに、一夜限りの特別な空間をお届けします。ゲストや詳細はインフォメーションでご確認を。なんだかよくわからないけどおもしろそう、その気持ちを胸に会場に来てください。

レインボーフロート 各¥900（ON THE CORNER）

レインボーMUSHIだんご ¥930（米とサーカス）

シャリキン 各¥450（立ち飲みビールボーイ）

レインボービア 各¥869（SCHMATZ Beer Dining）

「ダイバーシティ」を象徴する色と言えば、鮮やかなレインボー。今回のキャンペーン期間中は、そんなレインボーカラーのドリンクや限定メニューが登場します。出店するのは、以下の5店舗。視覚と味覚でダイバーシティを味わってみてください。

スペイン人アーティスト 「Coco Capitán（ココ・カピタン）」の個展を、日本初上陸で開催します。ファインアートとコマーシャルアートの世界を行き来するような作風で、写真、絵画、インスタレー ション、散文などさまざまな表現を実践しています。過去には〈グッチ（GUCCI）〉とコラボレーションしたことも。

ロンドンを皮切りにアムステルダムにも巡回した同個展は、”冒険”、”帰属”、”無垢の喪失”といったテーマのもと、“Lost Naïvy（迷子のナイーヴィー）”のセーラーたちが住む想像上の海の世界に想いを馳せました。50点の写真作品とともに、カピタンが自ら制作したさまざまなファウンド・ オブジェ（見出された対象）も初公開されます。

さらに展示開催を祝し、日本初出版の作品集も発売。10年におよび制作してきたシリーズが、ここで集大成を迎えます。

思わず目を見張る、異色の展示も。なんと美輪明宏さんと坂本慎太郎さんの（間接的な）共演が実現しました。さまざまな愛の形を歌ったおふたりそれぞれの名曲「愛する権利」「ディスコって」の詞が、パブリックアートに落とし込まれ、壁一面に展示されます。あらためて愛の歌について考えを巡らせてみてください。

「ダイバーシティ」に賛同しているひとも、なんとなく知ってる程度のひとも、ぜひ渋谷パルコへ。自分なりの”ダイバーシティ”の解がきっと見つかるはずです。