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和洋折衷、日本のテーブルの上は混食しています。そこになじむ器が、アロングなのです。

舶来品が土着のものと混じり合って帰化していくのは、実に日本らしい風土の成り立ちかたです。

普段の食卓の上をちょっと眺めてください。ごはんにステーキ、中華風卵スープ、作り置きの漬物、とよく見ずとも和洋折衷。各国の料理が混じり合って並びます。さらにカレーライスやラーメンなんかの、料理自体に文化が混じりあってできた独特の日本食が出てきたりします。

ともすると混乱しそうなこの食卓に、ぴったり合う器ができました。

新しく生まれた〈アロング(ALONGU 明論具)〉は、プロダクトデザイナーの倉木仁が手がけるテーブルウェアブランドです。アートディレクションに真崎嶺を迎えて完成した全10型が、6月29日(水)から発売となります。

さまざまな国籍性や地域性が混在する和食の現在地を楽しむためにつくられた食器は、手になじむ形、シンプルかつ優しい釉薬といったデザイン面だけでなく、洗う際の扱いやすさ、棚に収めたときの重なりのよさなど、毎日使うことを考えてつくられています。波佐見という器が量産できる環境で、価格も手に取りやすい設定で、まとめて揃えやすいのも魅力です。

この器、自然がつくるありのままの姿というのを大事にしています。一点ずつの微妙な表情の違いを楽しむとともに、いわゆるB品とされる在庫を生み出さないブランドなのです。鉄粉や釉薬のムラなんかも、使ってるうちに愛着が湧いてくるポイント。お気に入りの一点を探すっていう手もあります。

さて改めて、発売は6月29日(水)ではありますが、青山の「スパイラルマーケット」およびオンラインストア「SAIKAISHOP」では先行して6月13日(月)にお披露目されます。

発売に合わせて、料理家である濱守球維によるレシピをインスタグラムにて公開予定。器に合わせた食事を楽しむのもよさそう。混ざり混ざった食卓をうまくまとめてくれる〈アロング〉は、一度手に取る価値ありでです。

INFORMATION

明論具 ALONGU

WEBサイト
Instagram:@alongu.jp

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