グループアートショー「ジャンク ジャンクション」開催。どんな展示なのかは聞かず、まずは目の前の作品を観てください。

美術館、アート展、などと聞くと、つい身構えてしまうような感覚、ないですか？ 作者を確認し、解説パネルを読み、作品名をググる…。バックグラウンドを知るというのは悪いことではありませんが、時として出会いの感覚を鈍らせることもあります。

だから「ジャンク ジャンクション（JUNK JUNCTION）」に来るときは、まずは何も見ずに作品と対峙してみてください。

とはいえ前情報をすこし。

障がい者就労支援B型事業所「ピクファ（PICFA）」が今回のキュレーター。さまざまなハンディキャップを持つひとたちが、「ピクファ」のもとで絵を描いたり、立体物をつくったり、紙を破いたりと自由な方法で表現をし、アートを生業としています。

そして彼らと一緒に仕事をしてきた日東電化工業がプロデュースし、めでたく「Studio 4N」で今回の展示が実現しました。つまりこれは福祉アートのグループ展なのです。

…というようなことは知らずとも、フラットな視点で作品を眺めていればOKです。

ただ、作品を観るだけでは飽き足らず、作品について考えたいと思ったとき、バックグラウンドを知ることがその手助けになってくれるんじゃないでしょうか。

まあとにかく、これがなかなかどうしていい作品ばかりなのですが、普段は佐賀県でしかみられません。だからいまが好機です。

開催は6月25日（土）から。さてこの記事の中身は一回忘れて、まっさらな気持ちでご鑑賞を。