脈々と受け継がれてきたクラフトマンシップを絶やさずに、いかにイノベーションを起こしていくか。ファッションシーンの行く末を担うトップメゾンは、ブランドとしてのアイデンティティを貫き通すと同時に、時として大きな変革を求められます。
今年1月、ミラノで開催された2022-23年秋冬メンズコレクションにて、メタバース・NFT領域への参入を発表した〈フェンディ(FENDI)〉。その新たなフィールドを歩むパートナーとして選出されたのが、暗号資産(仮想通貨)ウォレットを開発するフランス企業にしてWeb 3.0のグローバルプラットフォームでもある「レジャー(LEDGER)」でした。
協業の発表からおよそ半年、両者による初のコラボアイテムがついにリリース。暗号資産を管理するハードウェアウォレット「レジャー ナノ X」の専用アクセサリーという、まったく新しいプロダクトが登場します。
〈フェンディ〉のアイコン的バッグ「バゲット」をモチーフにした長方形型と、FFフレームをエンボス加工で表現したカプセル型の2モデルがラインナップ。いずれも回転式スナップフックやトグル付きのストラップが備えられ、首から掛けたり、バッグにぶら下げたり、といった具合に自由なスタイルで持ち運ぶことができます。最先端のバーチャルテクノロジーと不朽のスタイルが交差した、革新的なテックアクセサリーと言えるでしょう。
リリースに際し、〈フェンディ〉のアクセサリーおよびメンズウェア部門のアーティスティックディレクター、シルヴィア・フェンディ氏は、「近未来を受け入れ、フィジカルかつバーチャルなラグジュアリーの架け橋となることが重要。〈フェンディ〉のコードを『レジャー』の革新的なデバイスに適用することは、興奮すべき第一歩です」とコメント。
続いて「レジャー」の最高経営責任者、イアン・ロジャース氏は、「『レジャー』は仮想通貨やNFTなどのデジタル資産をハッカーやサイバー犯罪から守る、世界で最も安全なハードウェアウォレットです。〈フェンディ〉は、それを美しくエレガントにすることで、新たなレベルへと引き上げてくれます」と述べました。
新たなトレンドを予感させる、〈フェンディ〉と「レジャー」のコラボ。フィジカルとバーチャルを繋ぐこのテックアクセサリーは、6月16日(木)より「フェンディ」のオンラインストアにて予約開始、7月14日(木)より同オンラインストアにて限定発売されます。