ワッフルソールに始まり、エアやフリー、近頃話題の厚底カーボンなど、フットウェアにおけるイノベーションを数多く生み出してきた〈ナイキ〉。一方で、30年以上に渡りサスティナブルな取り組みを続け、近年では「スペース ヒッピー」や「ネクスト ネイチャー」といった環境に配慮したプロダクトを発表してきました。
そんな〈ナイキ〉が新たに発表したイノベーション・プラットフォーム、それが「ナイキ フォワード(Nike Forward)」です。
繊維から直接テキスタイルをつくるニードルパンチ技術を駆使した「ナイキ フォワード素材」は、紡糸・紡績、編み、裁断、縫製といった繊維素材生産を簡素化することで、生産工程におけるエネルギーを節約。これにより製品重量に対して70%の再生原料を使うことを可能にし、従来のニットフリースよりも平均75%のカーボンフットプリントの削減を実現しています。
そのナイキ フォワード素材を採用した最初のプロダクトとしてリリースされるのが、汎用性に優れたグレーのフーディとクルーです。染料工程を省くことで水の使用量もゼロに抑え、余分なパーツを排除するためにポケットは切りっぱなしのデザインを採用。環境に配慮しながらも〈ナイキ〉ならでは機能美あふれるデザインに仕上げられています。
ちなみには販売は9月17日から。この〈ナイキ〉によるアパレルイノベーションが、市場にどんな影響を及ぼすのか。「ナイキ フォワード」の今後の動向も含め、注目しておきましょう。