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ガール・ドローイングの旗手Kyneが、ニューヨークにてグループ展「QUEST」に参加します。

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左:Meguru Yamaguchi OUT OF BOUNDS NO.17 右:Kyne

こちらにてご紹介するやいなや、大きな反響を得た福岡在住のアーティストKyne(キネ)が、7月16日(土)~8月6日(土)の期間にニューヨークで開催されるグループ展「QUEST」に参加します。

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左:Ricardo Gonzalez Feelings 右:Yoon Hyup Summer Breeze

メキシコ、韓国、そして日本。文化背景の異なる若きアーティストたちは、「street」というキーワードのもとに集い、お互いの表現を尊重しながらデザイン、ファッション、そしてアートの境界を越えて共鳴。それぞれ異なる手法をとって描かれるアート作品にぜひご注目を。果たして、Kyneの描く女の子のセンチメンタルな魅力は、果たしてニューヨークでどのように評されるのでしょう。一層目が離せません。

Text_Taiyo Nagashima


hpgrp GALLERY NEW YORK

住所:434 Greenwich Street, New York, NY 10013(Entrance is on Vestry street)
Email:art@hpgrp.com
Url:www.hpgrpgallery.com
Hours:Tue–Sat 11 am–6 pm or by appointment

Ricardo Gonzalez
(1988年メキシコ生まれ)
Ricardo Gonzalez は、インクによるタイポグラフィと抽象表現という独特の手法で、文字とその可変性を探求しています。複雑な形、質感、色彩が際立つ躍動感溢れるイメージは、言葉をより豊かに表現する視覚的なインパクトと融合し彼の作品の特徴となっています。気持ちが言葉を引き出し、経験が気持ちに影響し、その気持ちがまた言葉を引き出し、そしてその言葉はビジョンを生みだします。彼の作品はストリートや壁画、キャンバス、彫刻など多岐に渡り、メルセデス・ベンツ、MTV、Google、マイクロソフトなど多くの企業とのコラボレーションも行っています。メキシコで生まれ育ち、現在はニューヨーク・ブルックリンで活動しています。

Yoon Hyup
(1982年韓国生まれ)
Yoon Hyup は、現在ニューヨークを拠点に活躍している、韓国・ソウル出身のアーティストです。彼の作品は、人々動き、車の騒音、音楽、スケートボードの音など、都市に溢れる音やイメージを捉えています。また、古い寺院のフレスコ画や過去の建造物に飾られている絵画のように、過去の声とライフスタイルを感じる場所からも大きな影響を受けており、韓国の伝統的な色彩「オバンセク」(日本では五方色と表される)といわれる青、赤、黄、白、黒を中心に使用しています。ギャラリーでの展示や壁画制作、またNike や Facebook、ユニバーサル・ミュージック・グループといったグローバル企業との連動など、作品と社会を繋げる機会を積極的に模索しているアーティストです。

山口 歴
(1984年日本生まれ)
山口歴は、彼が「カット&ペースト」と呼ぶ手法を用いて、混沌とした鮮やさと抽象性を併せ持つビジュアルを生み出しています。「カット&ペースト」は、ビニールシートに直接塗料で描き、乾燥後に切り剥がし、それらをまた別の支持体の上にレイアウトするというもので、筆の軌跡を3次元でコラージュする手法です。最近の作品では、偶然性を重視した筆跡を彫刻的な要素を含む絵画にする事で、絵画の持つ可能性や、それに伴う動作、形の可能性を探っています。山口の作品はキャンバスの中に収まらず、壁画やスケートボード、T シャツなど異なる表現で展開され、ジャンルを問わず様々な文化を横断しています。東京・渋谷で生まれ育ち、現在はブルックリンで活動しています。

Kyne
(1988年日本生まれ)
2010 年頃から 80 年代のアイドルの姿を彷彿とさせる、モノトーンで平面的に描かれた女性のステッカーを用いて、ストリートを中心に活動を始めました。自身が生まれ育った 80 年代の漫画やレコードのジャケットから影響を受けて作り上げた「ストリートxアイドルカルチャー」をクロスオーバーさせた彼独自のスタイルは鑑賞者の心を瞬時に魅了し、インスタグラム、テレビ、インターネット上のメディアでも注目される存在となりました。近年は、ストリートだけでなく、多くのギャラリーでも作品展も行ない、活動範囲を広げています。生まれ育った博多を拠点に活動しています。

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