渋谷パルコのアートウィークの季節がきました。ご案内するのは3回目になりますが、今年は昨年にも増して豪華な面々。アートに詳しいひともそうでないひとも、心くすぐられる内容になってますよ。
ここで紹介するにはあまりにボリューミーなので、詳しくはパルコ特設サイトに任せるとして、フイナム編集部視点で気になったネタを厳選してご紹介させてください。
「P.O.N.D.」&ジュリアン・オピー
会期前半は、パルコのアートウィークの常連でもあり、影の立役者「P.O.N.D.」が担当。「IN DOUBT/見えていないものを、考える。」というテーマを掲げています。
目の前のものに疑問を持ち、余計なフィルターを外すことで、 新たな解釈を生みだすー鑑賞者ひとり一人に、そんな変化をもたらす作品が並びます。具体的には、フォトグラファー川谷光平の巨大な写真作品や、轟木麻左臣による“人らしい何か”のオブジェなど、会場が非日常的な空間と化します。
会期後半は、イギリスを代表する現代アーティスト、ジュリアン・オピーのVR個展を開催。人々の姿や街の風景など、世界の姿を最小限の表現言語で鮮やかに表現してきたアーティストですが、今回は新たな挑戦となるはず。お客さんがVRゴーグルを装着し、8つの異なる展示空間を体験するという内容になっています。
写真展 はじめての、牛腸茂雄。
時代を経てもなお、ふしぎなパワーで鑑賞者を思案へと誘う写真家・牛腸茂雄。身体的なハンデがありながら写真家として活動し、若くして亡くなった彼の作品が約100点、「ほぼ日曜日」にて展示されます。
ただ、本展の見どころはそれだけではございません。なんとギャグ漫画家の和田ラヂヲが、鑑賞者を案内する映像に登場！ 入場特典として受付でもらえる和田ラヂヲの漫画& コメント入り小冊子を副音声のようにしながら、牛腸の世界を堪能することができます。さらに、牛腸の作品をモチーフにした和田ラヂヲのイラスト入りTシャツなど、オリジナルグッズも販売。
異例のコラボレーションは今回限り。ぜひお楽しみください。
バスキア カプセルコレクション
ファッションとアートの融合を楽しめるのも、パルコのアート展の醍醐味。今回は「BAIT」と“20世紀ポップアートの巨匠”と称されるジャン=ミシェル・バスキアの二者。
「BAIT」がフューチャーするのは、1982年に制作され、これまで購入されたバスキア作品の中で最も高価な作品とされる『Untitled』、バスキア自身の手によって描かれた人気キャラクター『Batman』、通称エンジェル・ダストと呼ばれる刹那的な快楽に溺れる者たちを描いた『Dustheads』など。これらをTシャツやフーディに落とし込みました。
独特の色合いと大胆なタッチの作品は、服にプリントされてもなお鮮やかに存在します。足が早そうなので、発売初日の7日（金）に行くことをおすすめします。
FACETASM POPUP STORE
落合宏理氏がデザイナーを務める〈ファセッタズム（FACETASM）〉も期間限定でポップアップを開催します。
「22FW COLLECTION」の最新アイテムを販売するほか、コラージュアーティスト・河村康輔とのコラボレーションアイテムも先行販売。
コラボアイテムは、オーバーサイズのカットソー、パーカー、ブランドのアイコニックデザインでもあるリブをあしらったプルオーバー スウェット、しわ加工が特徴的なダウンジャケットなど、計5型。インラインとひと味違うアイテムをぜひお手に取ってみてください。
COACH Tomorrow’s Vintage POP UP STORE
〈コーチ（COACH）〉もアートウィークに参加。“より良いものづくりが、より良い未来につながる”というブランドの信念にインスパイアされたポップアップ「Tomorrow’s Vintage」を開催します。
丁寧な修復作業によって本来の美しさと輝きを取り戻した〈コーチ〉のヴィンテージバッグやアーカイブシルエットの復刻版が、世界中から集められ、期間限定で販売されます。
また、10月29日（土）と 30日（日）の両日には、アーティストによるライブペイントのイベントも。お買い上げいただいた対象商品に、モチーフデザインや名前のカリグラフィーなどをペイントするというもので、世界にひとつだけの〈コーチ〉のアイテムを手に入れられます。
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ここに挙げたのはほんの一部。詳しくは特設サイトでご確認を。アートに溺れる秋、ぜひ渋谷パルコにお立ち寄りください。
