彫刻、絵画、造園、舞台、インテリアデザインなど幅広い分野で活躍した芸術家イサム・ノグチ。彼が“人々の役に立つ仕事”を求めて、1950年代に日本の照明メーカーのオゼキから発表した実用的な光の彫刻が「AKARI」です。単なる照明器具でも芸術作品でもない、和紙と竹からなる照明彫刻に、見覚えのある読者も多いのではないでしょうか。
そんな「AKARI」の1950〜1960年代につくられたヴィンテージを展示・販売する「AKARI巡回展」が、日本を代表する「ギャラリー サイン」協力のもとスタート。全2回に分けて行われる巡回展。初回は現在、石川・金沢のセレクトショップ「フェイトン（PHAETON）」にて開催中で、5月19日から東京の「オールドジョー フラッグシップ ストア（OLD JOE FLAGSHIP STORE）」にて開かれます。
会場では、シーリングランプやフロアランプに加え、今回のためにオゼキに再生産を依頼した廃盤モデルのシェードランプの販売展示もあるとか。ジャンル問わず、暮らしにおけるヴィンテージプロダクトが注目される昨今、これは是が非でも見ておきたいところです。
Text_Jun Nakada
AKARI巡回展
会期：4月28日（金）〜5月14日（日）
会場：PHAETON
住所：石川県加賀市伊切町い239
電話：0761-74-1881
http://www.phaeton-co.com/
会期：5月19日（金）〜6月4日（日）
会場：OLD JOE FLAGSHIP STORE
住所：東京都渋谷区神泉町21-3
電話：03-5738-7292
http://oldjoe.jp/
