CLOSE
NEWS

リーバイス®の501®が今年で150周年。ファッションの可能性を大きく切り開いた歴史的なアーカイブモデルが、今月より順次リリースされます。

「501®」のロットナンバーをはじめて与えた、1890年の復刻モデル。

普段、何気なく穿いているデニムパンツ。〈リーバイス®〉の「501®」は永遠のスタンダードとして、多くの人に愛されるモデルです。いまでこそ当たり前のようにファッションアイテムとして浸透していますが、もともとはリーバイ・ストラウスとヤコブ・デイビスが「ポケットの開口部をリベットで補強する方法」の特許を取得したことからその歴史がスタートします。それが1873年5月、いまからちょうど150年もむかしの話です。

今季の〈リーバイスビンテージクロージング®〉は、そうした「501®」誕生の裏側にある真のイノベーションに焦点を当てたコレクションを発表。150年前の鉱山労働者や牧場主、労働者が着ていたであろうアイテムを徹底的に研究し、当時のワークウェアを再現しています。

1922年は、はじめて「501®」にベルトループが搭載された年。第一次世界大戦後まもなく、男性がトラウザーをベルトで締めることが一般的になってきたことが要因。LVC 1922 501® JEANS(現在販売終了)

そして、今シーズンのコレクションの中でとくに注目したいのが、「501®」のアーカイブを誕生まで遡るカウントダウン・ラインナップが限定で用意されているということ。1922年からはじまり、1901年、1890年、そして「501®」の誕生日である1873年まで、手書きのナンバリングでカウントダウンされた復刻コレクションが順を追って発売されます。ということで、これから発売されるヒストリカルな3本を紹介していきましょう。

LVC 1901 501® JEANS

LVC 1901 501® JEANS ¥81,400 / ウエスト W30, W32, W34, W36 (レングス L34共通)

こちらは1901年にリリースされたモデルの復刻で、「501®」はこの年にはじめて5ポケットジーンズになりました。

こちらの復刻モデルは、10オンスデニムに移行する前の9オンスのコーンミルズ・ホワイトオーク・セルビッチデニムを使用。リベットが露出した2つのバックポケットや、センターバックシンチ、サスペンダーボタン、ツーホースのレザーパッチ、クロッチリベット、バックポケットのシングルステッチアーキュエットが特徴です。

LVC 1890 501® JEANS

LVC 1890 501® JEANS ¥81,400 / ウエスト W30, W32, W34, W36 (レングス L34共通)

続いてリリースされるのは、「501®」にとって極めて重要な年である1890年の復刻モデル。この年にリーバイ・ストラウス社は、人気のデニムウエストオーバーオールに「501®」というロットナンバーを与えたのです。さらにこの年は、銅リベットを使用した衣服の特許が切れた年でもあり、〈リーバイス®〉は新たな競争相手との差別化を図るため、ジーンズの品質に関する情報をポケットの内袋に印刷するようになりました。

この復刻モデルは、9オンスのコーンミルズ・ホワイトオーク150プレイン セルビッチデニムを使用。リベットが露出したバックポケット、センターバックシンチ、サスペンダーボタン、最初のレザー製Two Horseバックパッチのレプリカ、サスペンダーボタン、クロッチリベット、バックポケットのシングルステッチアーキュエット、コットン100%のプリントポケット袋など、オリジナルのディテールをすべて再現しています。

LVC 1873 XX WAIST OVERALL

LVC 1873 XX WAIST OVERALL ¥99,000 / ウエストW32, W34, W36 (レングス L34共通)

そしてこちらが1873年の復刻モデル。リーバイ・ストラウスとジェイコブ・デイビスが「特許番号139,121のリベット付き『ウエストオーバーオール』」を受け取った年で、それがのちに「501® 」と名付けられることになるのです。〈リーバイス®〉のアーカイブにはその決定的な例は残っていないそうですが、研究に研究を重ね、苦心のもとに当時のものと思われるモデルを再現。

復刻版はオリジナルと同じくハイウエスト、ワイドレッグフィットのデニムで、アーキュエットステッチのないバックポケット、リベットなしのセンターバックシンチ、ウエストバンドのウォッチポケットが特徴。

さらに、クロッチのガセット、ノーブランドのリベットと縫い付けボタン、オールデニムのポケット、ウエストバンドの露出したセルビッジなど、当時のディテールを備え、歴史がスタートしたデニムを忠実に再現しています。

気になる販売は、1901年復刻モデルのみ3月22日(水)より先行販売スタート。ただし、3月20日(月)23時までにリーバイス®レッドタブ™のメルマガ登録をされた方に
メールでご案内が届きます。一般販売は3月23日(木)から。そこから順を追って、4月に1890年復刻モデル、そして5月に1873年の復刻モデルがリリース予定とのことです。

最後に、〈リーバイス®〉のデザインディレクターを務めるポール・オニール氏の言葉をここに残します。

「501®は、常に自分自身に忠実であったからこそ、アイコンとして存在している。ファッションを捉えようとすることもなく、流行に合わせて変化することもない。その代わりに、人々がそれを見つけ、自分の世界に持ち込んでくれるのを待っていたのです。長年にわたり、ほとんどすべてのサブカルチャーに取り入れられてきました。 モッズが小さくクロップド丈にしたり、パンクスが脱色してテーパードをかけたり、ヒッピーが裾にパネルを差し込んでフレアを作ったりと、常に自分だけのジーンズを作ることができる、究極のブランクキャンバスです」-—Paul O’Neill, Design Director Levi’s Collections at Levi Strauss & Co.

1873年当時、彼らの革新的アイデアがのちに、ファッションの可能性を大きく広げることになると誰が予想できたでしょうか?150年ものあいだ人々に愛されているジーンズの原点。その定番たる由縁を、実際にアイテムを手に取ってみて確かめてみてはいかがでしょうか。

Text_Yuichiro Tsuji

INFORMATION

リーバイ・ストラウス ジャパン

501® 150周年 限定品情報 | リーバイス® 公式通販

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP > NEWS