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他者と共鳴する写真群。松岡一哲の個展「what i know」が、六本木で開催されます。

松岡一哲「yellow」、2021年、Cプリント
© Ittetsu Matsuoka / Courtesy of amanaTIGP

身近な被写体や日常の場面を切り取り、存在と風景の “あわい” から立ち現れる美しさを捉える写真家、松岡一哲。彼の3年ぶりとなる個展「what i know」が、4月22日(土)より六本木の「amanaTIGP」で開催されます。

松岡一哲「rest」、2022年、Cプリント
© Ittetsu Matsuoka / Courtesy of amanaTIGP

誰もが生活のなかで触れうる景色にアナログならではの色彩や、ブレ、ボケによる独特なやわらかさが取り入れられた作品群。どこか現実性を欠落させた淡いトーンを纏いながらも、映し出されたすべてのものが等価な存在として顕在化されています。

思考(僕にとっては目)はどんどん飛翔し、僕の写真は抽象化され、
色だけになったりする。
形だけになったりする。
そして、そこには他者と共鳴することの可能性を増すスペースが生まれる。
(……)
どんどん抽象化され、
どんどん具象する。
その狭間の写真であると。
2023年 3月 松岡一哲

2020年から2023年のコロナ禍に撮影した作品が展示される本展。

他者との繋がりが遮断された社会においても、変わらず日常へとレンズを向け続けてきた松岡さんの記録(記憶)を体験できる空間が、そこにはあります。この貴重な機会にぜひ会場へ足を運んでみてください。

Text_Shunta Suzuki

INFORMATION

松岡一哲 「what i know」

会期:4月22日(土)〜5月20日(土)
場所:amanaTIGP
住所:東京都港区六本木 5-17-1 AXISビル 2F
時間:12:00〜19:00
入場料:無料

松岡一哲 公式インスタグラム

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